睡眠

「コロナ不眠」とは?新型コロナウィルスと不眠症の話

投稿日:

睡眠の専門家の依田恭平(よだきょうへい)です!

前回は新型コロナウイルスと睡眠障害についてご紹介しました。

今回はその中でも、睡眠障害の不眠症に焦点を当ててご紹介します。

最近は「コロナ不眠」という新しい言葉も登場しました。一体その正体とは?
早速紹介していきましょう。

目次

不安が巻き起こす「コロナ不眠」

人々が不眠症を訴える主な原因として以下のようなモノがあげられます。

  • 不安感を覚えることがある
  • 神経が過敏になりすぎている
  • ストレスが溜まっている
  • 生活リズムの崩れ
  • メンタルが弱っている
  • 生活や嗜好品の変化
  • 睡眠時無呼吸症候群や気管支喘息などの影響

新型コロナウイルスが世に蔓延して、マスクの着用や手のアルコール消毒、3密の回避などによるストレスや神経過敏、不安などによる影響がある事が分かります。

コロナ不眠になる原因とは?

まず第一、にマスクが挙げられます。

マスクを付けたとしても、呼吸がしづらいという程ではないから、そんなに悪影響があるわけではないのではないか?と感じられる人もいるとでしょう。

ですが薄い物とはいえ、特に今までマスクを常用していなかった人が、四六時中マスクを付けなければならない場合、それはかなりのストレスになります。

例えば「就寝時には裸で寝るのが習慣の人」がいます。

この人は下着の締め付けがストレスに感じるから裸で眠るのです。

他にも置き換えてみると

眼鏡やコンタクトを付ける。
男性で言うとネクタイを付ける。
女性で言うとブラやストッキングを付ける。
お化粧をする。

一日の終わりにそれらを外すとき、随分とスッキリする事はありませんか?

これらの例と同じく、マスクといえど身体に負荷やストレスは発生しているのです。

今までマスクを付けていなかった人が、付けなければならないライフスタイルを強いられると、それだけストレスを感じてしまうんですね。

また、どこを見ても歩いている人が全員マスクを着けていることは、それだけ視覚的にもストレスが溜まると同時に、感染の恐怖から神経も過敏になってしまいます。

言い換えれば、今のコロナ禍では注意をしないと誰もが「コロナ不眠」になってしまう危険があるのです。

「コロナ不眠」が招く障害については、前回ご紹介した睡眠障害を是非ご覧ください。

「コロナ不眠」になっていないかチェックをしよう!

コロナ不眠になっていないかの簡単な質問を作成しました。

全て1年前と比較してどうなったか?
という点を踏まえてご回答下さい。

□以前に比べて良く眠れない
□寝つきが悪くなった
□寝起き後、スッキリしない
□日中眠くて仕方ない
□一度目を覚ましたらもう眠れない
□眠りの質が悪くなった
□身体がだるい
□気分が落ち込む
□疲れが以前より取れなくなった
□夜中に何度も目を覚ます

いかがでしたか?

こちらの10項目中、2つ以上当てはまる人は要注意となります。

「コロナ不眠」はセルフケアでどうにか改善できるのか?

先ほどのチェック項目で要注意になられた人は、病院に行かれる前に是非試して頂きたいセルフケアがあります。

  • 質の良い入浴をする
  • カフェイン、甘いもの、深酒、暴飲を避ける
  • 睡眠の2時間前に食事を終わらせる
  • 意識して太陽の光に当たる
  • 適度なストレッチや散歩を心掛ける
  • 眠る前に布団を温める
  • 体温を上げるように心掛ける

質の良い入浴とは、ご自身の無理のない温度で、出来ればお気に入りの香りの入浴剤などを入れてゆっくり時間を取って湯船に浸かる事です。特におすすめはアロマの香りが豊かなバスソルト。

お塩を入れることで、発汗作用もUPしますし、アロマの豊潤な香りでリラックスが出来ます。湯船に浸かりながらお白湯を飲むと身体の中からぽかぽかするのでお試し下さい。

コロナ不眠のセルフケアに関しては、一般的な不眠症の対策とほぼ同じですので、合わせてこちらの記事もご覧ください!

コロナ不眠に何か月も悩まれていらっしゃる方や、セルフケアをしても改善されない場合は、一度医療機関への受診をお勧めします。

睡眠の専門家
依田恭平

-睡眠
-,

Copyright© 依田恭平オフィシャルサイト 睡眠×薬膳の専門家|睡眠負債を解消 , 2024 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.