睡眠の専門家の依田恭平です。
今日は、日中の眠気の対策について書いていきます。
目次
日中の眠気の原因とは?

日中に眠気が起こる原因は様々ですが、生活習慣や食生活が原因で起こる眠気と病気によって起こる眠気の2つに分けられます。
生活習慣・食生活が原因の眠気
- 睡眠負債の蓄積による眠気
- 血糖値の上昇による眠気(血糖値スパイク)
- 生理現象による眠気
病気による眠気(過眠症)
- ナルコレプシー
- 睡眠時無呼吸症候群
- 突発性過眠症
日中の眠気の原因に関しては、以前書いたこちらの記事で詳しく解説しています。
病気による眠気に関しては、睡眠の専門医や病院で適切な指示を仰いでもらう必要があります。
日中の眠気で対策ができるのは、生活習慣と食生活が原因で起こる眠気になるので、そちらについて次の項で解説していきます。
日中の眠気の対策は積極的仮眠が有効!

日中の眠気の対策としては
- ツボ押し
- カフェインの摂取
- 眠気グッズ
etc...
多くの方法がありますが、日中の眠気対策で一番おすすめな方法は『仮眠(パワーナップ)』です。
最近では、Googleやナイキなどの世界的なグローバル企業や日本の大手企業各社は、健康維持と仕事のパフォーマンスUPを目的に積極的に仮眠を取り入れています。
NASAの研究によると、航空機のパイロットに「仮眠(パワーナップ)をとる人、とらない人」の2組に分け、その後の認知力や注意力を計りました。
その結果、認知力は34%、注意力は54%も向上したと報告されています。
仮眠(パワーナップ)の驚くべき効果とは!?

積極的に仮眠を取ることで、日中の眠気を対策できるだけでなく、他にもこのようなメリットがあると言われています。
- 脳の疲労回復
- 認知力、注意力が上がる
- 作業効率のUP
- 睡眠不足の場合は健康維持にも効果あり
このような効果があるので、積極的に仮眠を取り入れると◎
仮眠の実践方法
こちらの動画に仮眠を取る方法があるので、ぜひ参考にしてみてください。
日中の眠気対策には、睡眠の質が向上が不可欠

日中の眠気の対策として、仮眠は非常に有効なのですが、そもそも良質な睡眠が取れている場合、仮眠は必要ないとされています。
基本は、夜間の睡眠中にいかに質の高い睡眠を取るかが大切です。
厚生労働省も推奨している快眠12カ条という習慣は、今日から睡眠の質をあげられる方法なので、ぜひ参考にしてみてください。
合わせて枕の高さも見直してみると、より睡眠の質を上げることができます。
まとめ
- 日中の眠気の原因は、生活習慣と食事が原因なモノと、病気によるモノがある
- 日中の眠気対策には仮眠(パワーナップ)が有効である
- 仮眠には、疲労回復や認知機能、作業効率を改善させる
- 日中の眠気対策には、そもそも夜間に良質な睡眠を心がけることが大切である
日中の眠気対策には、仮眠を積極的に取り入れてみてください。
睡眠と中医学の専門家
依田恭平