睡眠

昼寝にもデメリットがある?!認知症のリスク増大の危険性

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睡眠の専門家の依田恭平(よだきょうへい)です。

「昼寝(パワーナップ)は午後の仕事効率を上げる!」ということが様々なメディアで取り上げられてから、日常的に昼寝を取り入れ始めた人も多いのではないでしょうか?

私自身、睡眠の専門家として、多くの人の睡眠相談に乗る中で、睡眠時間が短い傾向にある人に、昼寝や仮眠を推奨することもあります。

しかし、実は昼寝(パワーナップ)にも注意点があるので、今日は昼寝のデメリットについて書いていきます。

昼寝は認知症のリスクが2倍になる!?

昼寝にはデメリットもあり、必ずしも良いことばかりではありません。

例えば、スタンフォード式最高の睡眠の著者で知られる西野靖治先生の記事の中に、高齢者337人のアルツハイマー患者とその配偶者260人に「昼寝の習慣と認知症発症リスク」について解析を行った実験があります。

実験の結果、「1時間以上昼寝をする」人は「昼寝の習慣がない」人に比べて発症率が2倍も高いことがわかったそうです。

逆に「30分未満の昼寝」「30分~1時間ほどの昼寝」をする人は、「昼寝の習慣がない」人に比べて、認知症発症率が約半分〜7分の1程度だということも分かっています。

ここから分かる昼寝のデメリットとしては

  • 昼寝のしすぎは脳にダメージを与える可能性がある
  • 昼寝は30分未満にとどめたほうがよい

ということが言えるでしょう。

ただし、上手に昼寝を取り入れることさえできれば、

  • 脳の疲労を一時回復してくれる
  • 集中力をUP
  • 作業効率の上昇
  • 認知症にも効果がある

という恩恵を受けることができます。

昼寝のデメリットとメリットを両方知っておくと良いでしょう。

昼寝は一時的な対処法と捉えるべき

昼寝のデメリットについてご紹介しましたが、もう一つ現実的な問題についても話していきます。

多くの研究では、20分程度の仮眠は良しとされていますが、そもそも「昼寝できる環境がない」人がほとんどだと思います。

仕事先のオフィスで昼寝を取れる環境もなければ、時間もないという方も多いでしょう。

あとは、日中に眠気が出る人というのは、基本的に睡眠時間か質が足りていない状態です。

ですので、大前提として「仮眠を取れば大丈夫!」と考えるのではなく、睡眠時間をしっかり確保して、睡眠の質を上げることを意識してもらいたです。

電車での仮眠は効果があるのか?

もう一つ、昼寝のデメリットをお伝えする上で、電車での仮眠についてもご紹介します。

「電車での仮眠や昼寝は睡眠不足の解消に効果がありますか?」という質問も大変多いのですが、電車での睡眠は細切れの睡眠となってしまうので、夜間に眠る時のような疲労回復の効果はありません。

ノンレム睡眠とレム睡眠のサイクルが、細切れの睡眠では正しく現れないからです。

意外に思われるかもしれませんが、電車内での昼寝や仮眠の時に訪れる睡眠は、ノンレム睡眠という深い睡眠です。

座ったままの無理な体勢で眠っても、筋肉が弛緩するレム睡眠は簡単には出てこず、深いノンレム睡眠にいきなり入るので目覚めもすっきりしません。

「家のベッドで5時間、通勤で2時間、合計7時間睡眠取っている!」という事にはならないと心得ておきましょう。

まとめ

  • 1時間以上の昼寝の習慣がある人は、認知症の発症リスクが増大する危険性がある。
  • 昼寝のデメリットは、昼寝の時間が長すぎると脳にダメージを与える可能性がある。
  • 昼寝はあくまで応急処置であり、睡眠時間と質をしっかり確保することが大切。

昼寝のデメリットを知って効率よく昼寝を取り入れることが大切です。

睡眠の専門家
依田恭平

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