睡眠の専門家の依田恭平(よだきょうへい)です。
前回夜眠れない時に押すべきツボ、オススメ3選と題してお伝えしました。
今回は夜眠れない症状の中でも「イライラして眠れない」と言う、イライラ不眠タイプの方に向けた内容になります。
目次
夜イライラして眠れないのはなぜ?

イライラして夜眠れない原因は、交感神経が優位に働いているからです。
人間は活動時に働いている交感神経と、睡眠やリラックスする時に働く副交感神経という二つの神経でコントロールされています。
※これを合わせて自律神経と呼びます。
日頃からイライラが募ると、神経は日中に活動する時の交感神経が働いたままになっているので、夜眠れない→イライラ→さらに眠れなくなるという悪循環のモードになってしまうのです。
ですので、夜眠れない時に押すツボも、イライラ不眠タイプの人は気持ちがリラックスするツボを押す必要があります。
イライラして眠れない時にオススメなツボ
百会(ひゃくえ)
百会は前回のこちらの記事でも紹介しましたが、気持ちを沈めてくれ、ストレスやイライラを解消し、リラックス効果のあるツボです!
「万能ツボ」としても知られているので、困ったら百会というくらい汎用性が高いツボです。
百会は頭頂部にあり、押すとプヨプヨと柔らかい部分がそれに辺ります。
ツボの押し方は、気持ちの良い強さで、クルクルと親指以外の四指で円を描くようにマッサージしてあげてください。
膻中(だんちゅう)
壇中は胸の中央、溝落ちの部分にあるツボで、焦りなどの精神不安に非常に効果のあるツボです。
動悸がして眠れないなどにも効果があります。
軽く気持ちの良い強さで、持続的にグーっと20秒ほど押圧しましょう。
これを3セットくらい繰り返すと、スッと気持ちが落ち着きます。
夜眠れない時に押すツボで、イライラする時は壇中を覚えておきましょう。
それでも眠れない時は一度ベッドから出る

夜眠れない時にツボ押しをしても眠れない時は、一度ベッドから出ると言うことも試してみてください。
一番避けなくてはならないのは、「また今日も眠れない」と言う焦りです。
人間の脳は非常に賢く、ベッドに入っても眠れない日が続くと、「ここは眠れない場所なんだ!」と学習をしてしまいます。
ですので、眠れない時は一度寝室から出て、リビングで軽くストレッチをしたり、アロマを嗅いだり、リラックスをしてから寝室へ戻るようにしましょう。
まとめ
- イライラして夜眠れない原因は、交感神経が優位に働いているから
- イライラ不眠タイプは百会と壇中のツボがオススメ
- それでも眠れない時は一度寝室から出て、リビングでリラックスしてから再度入眠を試みる
夜眠れない時のツボ押しは短期間で効果が出るので非常に効果的です。
イライラ不眠タイプの人は今日の内容をぜひ取り組んでみてください。
睡眠の専門家
依田恭平