睡眠の専門家の依田恭平(よだきょうへい)です。
「昨日哲也だったせいか、なんだか気持ち悪い、、」
あなたはこんな経験をしたことはないだろうか?
寝不足の時は、身体に様々な症状が出るものですが、一番顕著に出る症状は、吐き気や気持ち悪さです。
寝不足を解消さえすれば、改善するものですが、この症状は気になるもの。
今日は、そんな寝不足の時の吐き気について書いていきます。
目次
なぜ、寝不足で吐き気が起こるのか?

まず、寝不足の時は吐き気以外にも下記のようにいろいろな症状が起ります。
- 吐き気
- 気持ち悪さ
- 胃の不調
- 倦怠感
- 頭痛
- めまい
etc...
これらは全て自律神経の乱れが原因です。
自律神経とは、私たちの身体をコントロールしている神経のことで、交感神経と副交感神経に別れます。
交感神経と副交感神経がバランスを取っている

交感神経は日中の活動時に働く神経であり、対して副交感神経は睡眠時やリラックスしている時に働く「休息用」の神経です。
この2つの神経がそれぞれバランスを取って働くことで、私たちの体は適切に保たれているので、いわば自律神経は「体の司令塔」とも言うべき存在でしょう。
話を本題に戻しますが、寝不足の状態の時に吐き気等の症状が出るのは、起きている時間がながいせいで、交感神経が働きっぱなしになっているからです。
本来、睡眠中に副交感神経が優位に働くことで、私たちは身体の疲労を回復したり、ホルモンバランスを整えたり、内臓を休めています。
夜更まで活動していたり、徹夜をしている場合は、身体を休められる時間がないので、身体に様々な症状が出てくると言う訳です。
胃の調子がなんとなく悪く感じるのも、すぐ動けるように体が臨戦体勢を取っているので、交感神経が優位に働いていて、消化液の分泌が少なくなっていて、消化不良を起こしているからです。
寝不足による吐き気を乗り切る対策とは?

十分に睡眠時間を設ければ、病気でない限り吐き気や気持ち悪さと言った症状はなくなります。
ただし、「その日1日を乗り切りたい!」
こんな時の対策をお伝えします。
それは、仮眠(パワーナップ)です。
昨今、仮眠(パワーナップ)は、Googleやナイキなどの世界的なグローバル企業や日本の大手企業各社が取り組んでいることで、その効果効能は非常に注目されています。
仮眠を取ることで、日中の眠気を対策はもちろん、このようなメリットがあります。
- 脳の疲労回復
- 認知力、注意力が上がる
- 作業効率のUP
- 睡眠不足の場合は健康維持にも効果あり
身体を一時的に休めることができるので、寝不足の時の吐き気も治るでしょう。
寝不足解消の基本は規則正しい生活

寝不足による吐き気の根本的な対処法は、やはり規則正しい生活を送ることです。
夜更かしや徹夜を避け、生活習慣を整えることで改善できます。
こちらは厚生労働省も推奨している快眠12カ条という生活習慣の改善方法です。
非常に参考になるので、是非一度ご一読ください。
まとめ
- 寝不足による吐き気の正体は自律神経の乱れ
- 夜更かしや徹夜を避け、日を跨がない内に就寝を心がけること
- 寝不足による吐き気がある1日の乗り越え方は仮眠(パワーナップ)がオススメ
- 根本解決は生活習慣を整えること
寝不足による吐き気に困っている人がいたら、是非今日の内容を教えてあげてください。
睡眠の専門家
依田恭平