睡眠の専門家依田恭平(よだきょうへい)です。
「夜更かしをしたから今日は何だか眠たいな、、、」
こんな風に、誰しも一度は寝不足の状態を経験したことはあることでしょう。
「昨日夜更かしをした分今日は早く眠れば大丈夫!」
例えば、あなたはこんな風に寝不足を軽く考えていませんか?
寝不足を放置すると、実に様々な症状が体には起こり、もしかしたら取り返しの使いない事になることもあるのです。
そこで今日は寝不足の症状について書いて行きます。
目次
寝不足とはどういう状態のこと?

そもそも寝不足とはどういう状態のことを指すのか?
寝不足とは、充分な睡眠をとれていない状態のことであり、慢性と急性の寝不足が存在し、寝不足の状態は、睡眠時間と質の両方が関わっています。
例えば、十分に睡眠時間が取れていたとしても、睡眠の質が悪かった場合、回復が不十分になるので、寝不足の症状が出てきます。
これに関しては後に後述しますが、睡眠時間と質に関してはこちらの記事も参考にしてください。
これがあったら寝不足のサイン!

寝不足症状のサインとしては下記のようなものが出てきます。
- 気分が不安定になりがち
- 氷や飴をガリガリ噛む
- 甘いものが欲しくなる
- 人とぶつかりやすくなる
- 忘れっぽい
- 整理整頓ができない
このような寝不足症状が出たらサインだと思ってください。
寝不足になると脳の酸素量が低下し、覚醒のレベルが低下するためこのような症状が出るのです。
寝不足の症状

では寝不足の症状は大きく分けると以下の5つです。
- ストレスを抱えやすくなる
- 生活習慣病
- 免疫力の低下
- 気分・不安障害
- 認知機能障害
これらが寝不足の症状になります。
また、その他にも慢性的な寝不足の症状が続くと、疲労感、倦怠感、日中の眠気、体重増減、がん、糖尿病、高血圧など、およそ87の病気のリスクになる可能性があるのです。
詳しくはこちらの記事でも紹介してます。
寝不足を解消するには?

「昨日だけ忙しくて徹夜になってしまった、、、」というような、短期的な寝不足なら数日間いつもと同じライフスタイルに戻し、十分に睡眠時間を確保することで寝不足症状は解消できます。
ただし、先ほども少し触れましたが、睡眠時間を十分に確保できていても寝不足症状が出る場合は、睡眠の質に問題があります。
この場合は、今一度生活習慣見直し、良質な睡眠を取るための対策が必要になります。
こちらは、厚生労働省も推奨している「快眠12カ条」というものになるので、参考にしてみてください。
また、寝不足症状で日中に眠気に支障が出る場合は、計画的に昼寝(パワーナップ)を取り入れると良いでしょう。
Googleやマイクロソフトを始め、多くのグローバル企業が取り入れており、NASAでも昼寝の効果は検証されています。
まとめ
- 寝不足は睡眠時間だけでなく質も関係している
- 物忘れや集中力の低下は寝不足のサインである
- 寝不足の症状には「ストレスを欠けやすくなる」「免疫力の低下」「気分・不安障害」「生活習慣病」「認知機能障害」などが起こる
- 寝不足の解消は「睡眠時間の確保」と「睡眠の質を上げる」ことである。
参考になれば幸いです。
睡眠の専門家
依田恭平