睡眠

夜中目が覚めるトイレの症状と原因を徹底解説!

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睡眠の専門家の依田恭平です。

「一度目が覚めるとそこから眠れない」

「2回も3回もトイレで目が覚めてしまう」

このように、夜中目が覚めるトイレの症状でお悩みの人は多いです。

まとまった睡眠も取れず、熟睡もできないので疲れも取れずに大変ですよね。

そこで今日は、夜中目が覚めるトイレの症状と原因について書いていきます。

夜中目が覚めるトイレの症状とは

夜中目が覚めるトイレの症状の中でも、夜間(睡眠時)に1回以上トイレのために目を覚ますことを夜間頻尿と定義しています。

日本泌尿器学会の調査では、40歳以上の男女で45,000人がその症状を有すると報告されています。

ただし、1回程度であれば不自由を感じない人も多いので、実際には、夜間に2回以上トイレに行くレベルの人が悩みとして訴えることが多いです。

冒頭でも少し書きましたが、夜中目が覚めるトイレの症状の問題点は、

  • まとまった睡眠が取れない
  • 熟睡ができない
  • 寝た気がしない
  • 疲れが取れない
  • 日中に眠気を感じる
    etc...

このように、夜間の睡眠が疎かになった結果、日中の活動に支障が出るので、QOL(クオリティ・オブ・ライフ/生活の質)の低下が心配されています。

夜中目が覚めるトイレの原因

夜間目が覚めるトイレの原因は、睡眠時無呼吸症候群、腎機能の低下、内科疾患(高血圧・糖尿病)など大きく分けてこの3つがあります。

睡眠時無呼吸症候群

2017年の欧州泌尿器科協会の会議で、夜間の尿意は睡眠時無呼吸症候群の兆候である可能性を示す研究結果が発表されました。

睡眠時無呼吸症候群になると、寝ている間に呼吸が停止するため、脳に酸素が行かなくなります。

そうなると、尿が過剰に作られ、膀胱がいっぱいになってしまうので、膀胱を空にする必要が何度も生じる。

その結果、夜中目が覚めるトイレの症状が起こるのです。

オランダの研究チームが、閉塞型睡眠時無呼吸症候群(OSAS)患者256人を対象に行った調査によると、全体の69%の人が、夜中目が覚めてトイレに行く習慣があると回答。

そこで先ほどの回答者に、CPAPマスク(持続的陽圧呼吸)を着用させた所、夜中目が覚めてトイレに行く回数が減ったという結果になったのです。

実際、夜中に2回以上目を覚まして、トイレに行っていた患者の42%が、一晩中途切れることなく眠れて、1~3回トイレに行っていた人が最も大きく改善したという結果に繋がりました。

こちらも参考にしてください。

腎機能の低下

腎機能の低下は高齢者に多いです。

通常なら、夜間は尿を濃縮することにより、トイレに行く回数が減りますが、腎機能が低下して、尿の濃縮機能が低下すると、夜間にトイレに行く回数が増えます。

腎機能の低下による、夜中目が覚めるトイレの症状の特徴は、尿が薄い(透明)だという点です。

また、高齢になるにつれて、脳下垂体後葉から分泌される抗利尿ホルモンの分泌量が低下することも夜間多尿の原因になります。

内科疾患(高血圧・糖尿病)

塩分を取りすぎている高血圧の場合、腎臓は夜間から早朝にかけて、塩分を尿で排出するために血圧を上げる物質を分泌します。

また糖尿病の場合、のどが渇きやすくなるので、水分を多く取りがちになり、そのせいで夜中目が覚めるトイレの症状が起こります。

糖尿病がさらに進行すると、排尿を調節する末梢神経が障害されるので、夜間頻尿が起きます。


内科疾患の場合、高血圧・糖尿病を治療することで、夜中目が覚めるトイレの症状が消えていきます。

自己判断で市販の治療薬などを服用せず、医師に相談しましょう。

夜間目が覚めるトイレの対策

夜間目が覚めるトイレの症状は、基本的に睡眠障害や内科疾患を抱えているケースが多いので、自己判断はせず、一度医師に相談するのがベストです。

ただし、そもそも病気が起こる原因は、生活習慣を疎かにしてきたからこそ起こるものなので、しっかりと習慣を整えることが大切です。

こちらは、厚生労働省が推奨している生活習慣をまとめたものなので、参考にしてみてください。

まとめ

  • 夜中目が覚めるトイレの症状は、日中の活動に影響が出るので、QOL(クオリティ・オブ・ライフ/生活の質)の低下が心配される。
  • 夜間目が覚めるトイレの原因は、睡眠時無呼吸症候群、腎機能低下、内科疾患(高血圧、糖尿病)の3つがある。
  • 医師に委ねる症状が多いので、自己判断をせず病院へ行くことが先決
  • 生活習慣を改善は必須である。

夜中目が覚めるトイレの症状で困っている人がいたら、ぜひ参考にしてみてください。

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