睡眠の専門家の依田恭平(よだきょうへい)です。
「寝酒は睡眠には厳禁!」
これは非常に有名な話なので、あなたも聞いたことがあるでしょう。
しかし、お酒が全て睡眠に悪影響を与える訳ではないのです。
薬膳酒は睡眠に良い生薬や成分を配合して作っているお酒なので、嗜好品というよりも体調を整えるもの。
「寝つきが悪い」
「ぐっすり寝た気がしない」
こんな人は薬膳酒をぜひ一度お試しください。
今日は薬膳酒と睡眠について書いていきます。
そもそも薬膳酒とは?

伝統中医学の理論を元に、薬草の効果効能にアルコールを浸漬させたものが薬膳酒です。
体質を整えたり、心身のバランスを整える事ができるお酒として昔から嗜まれています。
薬膳・漢方は「未病を治す」病気の一歩手前でその芽を解消してしまうことを本領としたものなので、ただのお酒のとは意味合いが違います。
薬膳と漢方、アルコールの「薬効」が合わさったものが「薬酒」です。
今晩からいつも飲んでいるお酒から、薬膳酒に変えるだけで良質な睡眠を手に入れることができるでしょう。
薬膳酒の効果効能

具体的な効果効能は以下の通りです。
- 消化吸収を助ける
- 食欲増進
- 血液の循環を改善
- 体を温める
- 睡眠を助ける
- ストレス解消に役立つ
- 善玉コレステロールを増加
代表的な薬膳酒は養命酒
代表的な薬膳酒は養命酒です。
養命酒の効果効能としては、冷え症・肉体疲労・胃腸虚弱・虚弱体質・血色不良・食欲不振・病中病後の滋養強壮などが期待できます。
「睡眠の質が悪い」
「疲れが取れない」
「熟睡感がない」
こう言った症状は、伝統中医学の視点が考えると、
- 極度の冷え性の人
- 胃腸の状態が悪い
- 眠る体力がない
- 血流の不良
こう言ったことが原因になるので、薬膳酒で睡眠が悪くなっている原因を取り除ければ解決するでしょう。
薬膳酒を始めたい人は、養命酒が手に入れやすいのでオススメです。
食前または就寝前に20mLずつ、原液で飲むか、お湯で割って飲むと効果的です。
体質に合わせて薬膳酒も選ぶべし

とはいえ、本来薬膳酒は体質に合わせて選ぶべきです。
睡眠が悪い原因一つとっても十人十色、千差万別ですので、薬膳酒の専門家人や、漢方薬剤師の人に一度相談してみるのが良いでしょう。
まとめ
- 寝酒がやめられない人は、体調に気を遣って薬膳酒に切り替えると良い
- 薬膳酒は薬膳・漢方+アルコールの組み合わせた健康になれるお酒である
- 薬膳酒で睡眠には体質を判定するのがベストだが 、養命酒はオススメ
薬膳酒で睡眠を改善する方法を取り入れてみてはどうでしょう?
睡眠の専門家
依田恭平