
こんにちは。
依田恭平(よだきょうへい)です!
今日は専門学校時代のお話です。
私は、柔道整復師という国家資格を取得するために
都内の医療系の専門学校に通い始めました。
柔道整復師とは、医師以外に骨折や脱臼、
打撲、捻挫を扱える資格のことで、
この資格を持っていると、接骨院をはじめ、
病院や福祉、スポーツ現場など様々な場所で活動することができます。
なぜ、この道を選んだのかというと、
先の記事にも書きましたが、
学生の頃は割とイジメられ体質だったので、
『社会に出たら仕事だけは負けないようにしよう!』
こう心に決めていたのです。
なので、自分が周りよりも得意になれそうなことを考えた結果、
小中高とずっとサッカーをしていたこともあり、
身体のメカニズムや仕組みにとても感心があったことを思い出したのです。
『そうだ!これだ!!』
思いついた瞬間、私の中で何かがピンときて、
すぐにいくつかの学校のカタログを取り寄せ、
身体の勉強ができる資格のリサーチを開始。
色々考えた結果、活動の幅が広い、柔道整復師の道に進むことに決めました。
実際、学校に通いだしてドンピシャでした。
解剖学や生理学、病理学に一般臨床、、
小難しい医療言語がズラズラ並ぶ教科書も全く苦にならず、
勉強をしているというよりも興味関心に近かったので、
内容はスラスラ頭に入りましたし、すぐに覚えることができました。
高校までの私は、学力もそんなに高くなく、
70点取れれば良い方だったのですが、
専門学校では、ほぼすべての教科で90点以上を達成。
高校卒業後にすぐに入学した18歳の人たちの中では一番成績も良く、
学年全体でも常にトップ3の中に入っていました。
今まで学校の勉強で社会科以外の科目で、
良い点を取ったことが一度もなかった私は、
『結果が出る』ということに対しての快感を初めて知ったのです。
勉強自体が楽しいからどんどん学ぶ
どんどん学ぶから結果も出る
こんな良い循環が起こってきました。
そうこうしていると、同級生から、
『ねえねえ、ここってどうやるの?』
『ノート見せて欲しいだけど』
『テスト前に勉強教えて欲しいんだけど!』
こんな風に周りから勉強について教えて欲しいと、
声をかけられ始めたのです。
しかも、1人2人でなく色んな人から声をかけられました。
その結果、中間テストと期末テストの前には、
毎回勉強会を開くようになり、
一つ一つの問題の解き方や考え方を皆んなに教えていました。
そうしたら、本当に嬉しいことに
『依田の教え方は判りやすいね』
『ノート売れるレベルじゃない?』
『いやー、あの時勉強して良かったよ!』
こんな風に言っていただけるようになったのです。
この出来事が私の中で、本当に嬉しく、
今までに体感したことのないような、
何か自分の内側がジワーッと熱くなるような、
そんな何とも言えない心地よい感覚になったことを
今でも私は覚えています。
専門学校以前の私の人生を振り返ってみると、
勉強をしても運動をしても、何をやってもイマイチで、
いつも平均かそれ以下。
なので、人から必要とされるなんで事はなかったですし、
何かを求められるなんて事も当然ありませんでした。
でも専門学校時代の『人に教える』というこの行為で、
初めて人の役に立つことができたと、感じることができたのです。
同時に『自分という存在を肯定できた』
初めての経験で、私の中では本当に大きな出来事でした。
なので、私の中では『人に教える』ということが、
一番自分が満たされて、一番世間に貢献できることなんです。
当時はそこまで深く考えてはいませんでしたが、
現在の私のミッションである
『知識・経験を世間に分かち合うこと』というのは、
この時の経験から来ています。
話は少しそれましたが、
そんなガリ勉とも取れる勉強量をこなしたおかげで
国家試験はストレートで合格。
晴れて柔道整復師として社会に出ることができたのです。