
こんにちは。
依田恭平(よだきょうへい)です!
今日は睡眠の専門家を志す事になった背景をお話します。
1日平均3時間睡眠を続けた結果、
謎の体調不良に襲われ
大好きな職場から退職をすることになった
私を待っていたのは、半年間の療養期間でした。
極端に短い睡眠時間を一年以上続けていたので、
強烈な眠気が出る事に関しては理解できたのですが、
その他の原因不明の頭痛や吐き気、
鼻血が止まらないといった症状が
なぜ起こっているのか分からず、とても不安に感じていました。
『身体のどこかに問題でもあるのかもしれない、、、』
人の身体に携わる仕事を
していたにも関わらずお恥ずかしい話です。
そこで、私がまず初めに向かったのが病院でした。
精密検査をして、
体のどこかに問題がないか隅々まで調べてみたのです。
検査から約3週間後、、
病院へ結果を聞きに行った私に医師から
『依田さん、特に身体に悪いところはありませんでしたよ。』
と告げられました。
しかし、続けて医師からこう言われたのです。
『ただ、依田さん20代ですよね?肝数値が凄く高いんですが、お酒は頻繁に飲むんですか?』
これには、私の頭には沢山のハテナが浮かびました。
私はお酒は好きな方ですが、終電間際まで働いていた私には、
お酒を飲むヒマなどなかったからです。
結局、私の身体に出ていた原因不明の症状は分からず終いで、
ホッとして良いのかも、もやもやして良いのかも分からない結末を迎えました。
『まあ、忙しかったみたいですし、じっくり休んでみてください。』
医師からは、特に通院の指示も無く、
しばらく自宅でおとなしく休んでみて下さい。という結論になりました。
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数ヶ月後...
時は経ち、十二分に身体を休めて
休息を取った私は外に出られる位回復し、
心身共にかなり元気を取り戻しました。
日中に眠気を感じることもなくなり
原因がわからなかった、
頭痛や吐き気、鼻血といった症状も出てこなくなり、
まずは一安心と言ったところです。
ただ、仕事の辞め方が辞め方だったので、
喪失した私の自信が戻る事はありませんでした。
新たな目標も見つからないので、
次の仕事先を見つけることもなく
フラッと外出しては、家に戻り、
久しくやっていなかったテレビゲームをしてみたり、、、
やることがないので、暇をつぶす毎日で、
まるでクラゲのように、ふわふわ漂うだけの日々を送っていました。
「このままじゃあ、、良くないよね。」
そんな風に自分自身を感じていた時、
フラッと立ち寄った本屋で、ある一冊の睡眠の参考書と出会います。
普段は立ち読みなど全くしない私でしたが、
何かその時は運命めいたものを感じ、本を読み進めていくと、
そこにはなんと、驚くべきことが書いてありました。
『睡眠を疎かにすると、ホルモン分泌に影響を及ぼし頭痛が起きる要因になると考えられている』
『睡眠中は脳や身体のあらゆる機能を修復及び回復する大切な時間である、したがって、寝不足の状態は内臓系や精神面、運動機能に著しく影響を与える』
etc…
このように、読めば読むほど、
私に起こった原因不明の症状と睡眠に関連する内容が書いてあったのです!
つまり、私が体調を崩した根本の原因は全て睡眠にあったのです。
更にその本にはこうも書いてありました。
『朝とも夜とも分からない、24時間社会が到来して以来、私たちは眠ることを忘れている』
『これから更に加速するであろう時代の中で、睡眠障害による健康被害が拡大していくことは容易に目に見えている』
これを見た瞬間、『これだ!!』
私の中で何かが繋がり、思わず声を出しそうになりました。
久々に自分が興奮しているのが分かったのです。
思い返すと、接骨院に来院する患者様の大半が睡眠に悩んでいました。
・睡眠導入剤をもう何年も服用しているおばあさん
・通勤距離が遠くて、睡眠時間が4時間を切っているサラリーマン
・毎朝親に起こされても、全く起き上がることができない学生
etc…
老若男女、全ての世代で睡眠に関する問題は
私以外にもすでに起こっていたのです。
『もう少し、睡眠学のことが知りたい!』
こう思った私は、立ち読みしていた参考書をその場で購入し、
まだ世の中に広まっていない睡眠学という分野の勉強を独学で始めたのです。
【これからの時代の健康の鍵を握るのは睡眠】
そう感じた私は、漠然とですが、
『睡眠を仕事にする』という目標がこの時にできたのでした。