国際薬膳茶師 依田恭平 オフィシャルサイト

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コラム

茶瞑想コラム
2026年4月24日(金)

何もしてないのに疲れる

依田 恭平
記事の監修・執筆者

依田 恭平(よだきょうへい)
国際薬膳茶師/茶瞑想研究家

思考を整える「茶瞑想」と身体を整える「薬膳」から、心身のバランスを整える専門家。

埼玉県所沢市出身。柔道整復師として都内の治療院で臨床経験を重ねた後、国際薬膳専業資格評審会認定「国際薬膳茶師」の資格を取得。薬膳茶の知見をもとに、3歳から101歳まで幅広い世代の健康相談に携わる。その数述べ52000名を超える。その中で、多くの人が整えようとするほど考えすぎてしまうことに気づく。思考から離れ、五感を通して感覚に戻る方法として「茶瞑想」を体系化。

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何もしてないのに疲れる

何もしていないのに疲れると感じていませんか?

体を動かしたわけでもないのに、なぜかだるい。
休んでいるはずなのに、回復している感じがしない。
むしろ、何もしていない時間のほうが疲れているように感じる。

この状態は、多くの人が経験しています。

そしてこの「何もしていないのに疲れる」という感覚の正体は、単なる体力の問題ではなく、思考の疲れです。

なぜ何もしていないのに疲れるのか

一見、何もしていないように見えても、
頭の中では常に思考が動いています。

過去の出来事を振り返る。
未来の不安を考える。
人間関係を気にする。

外側では何もしていなくても、
内側ではずっと活動している状態です。

そしてもう一つ重要なのが、整えようとするほど、さらに考えてしまうということです。

疲れているから整えようとする。
不安だから解決しようとする。
そのために考える。

その中で、多くの人が整えようとするほど考えすぎてしまうことに気づく。

結果として、思考が止まらず、
「何もしていないのに疲れる」状態に入っていきます。

つまり、思考が止まらないこと自体が、疲れを生んでいるのです。

何もしていないのに疲れる状態を整えるには

ここで必要なのは、もっと休むことではありません。

もちろん休息は大切ですが、
思考が動き続けている状態では、
ただ休むだけでは整いません。

必要なのは、思考から一度離れることです。

ここで大切になるのが「整える」という視点です。

整えるとは、無理に変えることではなく、
本来の状態へと戻ること。

思考をコントロールしようとするのではなく、
思考から少し距離を取ることです。

そのためには、
感覚に意識を戻すことが重要になります。

茶瞑想という方法

このような状態を整える方法として、茶瞑想という考え方があります。

茶瞑想とは|思考を整える新しい習慣

茶瞑想とは茶を淹れ味わう一連の所作を通じて五感を使い、思考を鎮めながら心と身体を整える瞑想法です。

お湯を沸かす。
茶葉を入れる。
香りを感じる。
味わう。

とてもシンプルな行為ですが、
その中には五感が自然と含まれています。

五感に意識が向くと、思考は同時に働き続けることができません。

つまり、感じることに戻ることで、思考は自然に静まり、整う

思考を止めようとする必要はありません。
ただ、五感に意識を向けるだけでいい。

それだけで、「何もしていないのに疲れる」状態は、
少しずつ整っていきます。

茶瞑想は特別なことではなく、
日常の中で自然にできる習慣です。

薬膳との関係

この考え方は薬膳とも深くつながっています。

薬膳は、食事や飲み物を通して身体を整えるものですが、
同時に「どう味わうか」という感覚も大切にします。

薬膳茶も同じです。

体質や季節に合わせて身体を整えるだけでなく、
その時間の中で五感に意識を向けることで、思考も整っていきます。

つまり、

薬膳は身体から整える
・ 茶瞑想は思考から整える

この二つは同じ「整える」という方向を持っています。

まとめ

何もしていないのに疲れるのは、
怠けているからではありません。

思考が働き続けているからです。

そして、その状態を整えるために必要なのは、
もっと頑張ることでも、考えることでもありません。

一度立ち止まり、感じることに意識を向けること。

それだけで、思考は自然に静まり、整っていきます。

整えるとは、何かを足すことではなく、本来の状態へと還ること。

その入口は、日常の中にすでにあるのかもしれません。

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