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薬膳茶実習を開催!パーソナル薬膳コーチ

こんにちは!

薬膳茶の専門家
国際薬膳茶師の依田恭平です。

先日私が主催しているパーソナル薬膳コーチ5期の「薬膳茶実技講座」を開催しました。

この講座では、40種類近くの茶葉を前にしてワクワクしている受講生の皆さんと一緒に、薬膳茶の奥深い世界を探求しました。

そもそも薬膳茶ってなに?

講座のスタートは、薬膳茶の基本についてお話しました。

薬膳茶は、体質や季節に応じて適切な茶葉を選び、ブレンドすることで健康をサポートするお茶です。

例えば、ストレスが多いときにはリラックス効果のある茶葉、疲れが溜まっているときには滋養強壮の茶葉を選ぶなど、目的に応じて柔軟に選択とカスタマイズすることができることが大きな魅力です。

例えば以下のように…

  • 体質
  • 症状のお悩み
  • 季節
  • 年代による不調

    などなど、あらゆる目的に合わせて薬膳茶はブレンドすることができます。

     

ブレンドの方法を学ぶ

次に茶葉の薬効や組み合わせ方を理解して、自分や身近な人の体質に合ったお茶をブレンドする方法について学んでいただきました。

薬膳茶は単体でも効果を発揮しますが、複数組み合わせことで相乗効果を生み出します。

ただ、種類を多くすると味のバランスが難しいので、この辺が経験が必要です。

個人的には最初は3種類程度に留めると、効果と味のバランスが取りやすいと思います。

皆さんに馴染みのある、紅茶や緑茶をベースにすると、美味しく仕上がりますよ。

それぞれの茶葉の効果効能を確認しながら、バランスよく組み合わせるのが大切ですね。

 

舌の画像で体質チェック

講座のハイライトとしては、実際に舌の画像をもとに体質を分析し、「梅雨」の季節をテーマにした薬膳茶のブレンドを考案しました。

体質に合わせるだけでなく梅雨の時期は、コーンや黒豆など湿気を取り除く効果のある茶葉を選ぶことも重要です。

「梅雨は湿気が多いので、体内の余分な水分を排出する効果があるハトムギや陳皮をブレンドに取り入れました。」など、受講生にはそれぞれの考案理由を発表してもらいました。

 

身近な人の体質改善ブレンド茶の考案

次に、身近な人の体質改善に効果的なブレンド茶を考案してもらいました。

家族や知人の体質を考慮し、その改善に役立つ茶葉を皆さん選んでましたね。

例えば、「母は冷え性でむくみやすいので、温め効果と利尿作用のある生姜とハトムギをブレンドしました。」といった発表がありました。

 

発表と飲み比べ


講座の最後には、それぞれの考案したブレンド茶について発表し、名前を付けて飲み比べを行いました。

受講生のお一人は、自分の制作したブレンド茶に「梅雨の味方ブレンド、身体スッキリ薬膳茶」とバッチリなネーミングを名付けました。

当協会ではメディア監修の仕事依頼も多いのですが、卒業生に依頼することも多いのです。

その際にネーミングの付け方も大切なので、その辺もお話しさせていただきました。

他には、「父のためにブレンドしたお茶は『元気回復ティー』です。滋養強壮の効果があるクコの実と、消化を助ける陳皮を使っています。」と発表し、全員が自分のオリジナルブレンドを紹介してくれました。

考案してもらったレシピはそのまま雑誌に掲載してもらっても良い位の素晴らしい出来栄えで、受講生の皆さんのレベルの高さに感心しました。

 

楽しく学びの多い時間


今回の講座は、楽しさと学びが詰まった時間でした。

受講生の皆さんからは、「薬膳の知識は知れば知るほど奥深くて興味深い」「自分もオリジナルの薬膳茶を作りたい」などの感想が多く寄せられました。

私も、皆さんと一緒に薬膳茶の世界を探求できたことを嬉しく思っています。

薬膳茶は、ただの飲み物ではなく、健康をサポートする素晴らしいツールです。これからも、薬膳茶の魅力を広めていくために、様々な講座やイベントを開催していきたいと思います。

薬膳茶のブレンドは無限の可能性を秘めています。受講生の皆さんが自分や家族のためにブレンドした薬膳茶を楽しんでいる姿を見ると、その魅力を改めて実感します。

次回の講座でも、新しい発見や驚きがたくさん待っていることでしょう。

お読みいただきまして、ありがとうございます。

国際薬膳茶師 依田恭平

PS:パーソナル薬膳コーチ6期は20247月頃に募集を開始予定です。

春の薬膳クッキングを開催!パーソナル薬膳コーチ

こんにちは!

薬膳茶の専門家
国際薬膳茶師の依田恭平です。

先日は私が主催しているパーソナル薬膳コーチ5期のクッキング講座を開催しました。

講義を担当してくれたのは時短料理研究系家で、パーソナル薬膳コーチの卒業生でもある佐藤庸子先生です。

テーマは【春の薬膳】

メニューはこんな感じです。

・あなごのちらし寿司
・豆苗と豚肉しめじの煮物
・ピーマンと木耳のきんぴら
・白木耳のマチュドニア

春は肝が疲れやすい時期です。理由としては、気候が暖かくなったり、新年度で仕事や生活環境が変わる時期なので何かとストレスがかかりやすいからです。

また、肝は冬の時期に溜まった毒素をデトックスする役目もあるので、とにかく春先は大忙しなのです。

そこで、ポイントになるのが平肝という薬効を使用することです。

平肝は働きすぎの肝をなだめてくれて、イライラや自律神経を整える作用があります。今回のレシピで言うと、あなごや豆苗、ピーマンがそれにあたります。

実際のクッキングでは、食材の効果効能の解説から、実際の作り方をレクチャーしました。

私も横から解説したり小話をしたり、盛り上げましたよ。笑

途中添加物の裏側の話なども飛び出して、みなさん興味津々でした…!

私も初めて知る内容でかなりびっくり…

食の安全生が求められる時代なので、薬膳的な薬効を考えながらもしっかり食材は選ぶ時代ですね。

今回はスーパーにある食材で誰でも簡単にできるもの内容のレシピなので、想定よりかなり早く料理が完成しました。

おかげで受講生の皆さんと楽しくゆっくり食事ができました。さすが時短料理研究家の佐藤先生です。

中医学・薬膳は「感覚の医学」「経験の医学」と呼ばれる学問なので確かに理論も大事なのですが、やはり実際に食べて身体の変化を感じることが重要ですね。

私もzoomの講義と違ってとても楽しく講義ができました。

パーソナル薬膳コーチ6期は20247月頃に募集を開始予定です。