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【9月29日】パーソナル薬膳茶マイスター講座を開講しました。

国際薬膳茶師の依田恭平です。

先日は私が主催する一般社団法人日本薬膳研究会認定
パーソナル薬膳茶マイスター1day講座を開催しました!

都内で開催したのですが、静岡や九州からもご参加があり、改めて薬膳茶が注目されていることがわかりました。

今日は当協会の認定講師である池田恭子先生が、当日のレポートを書いてくれたので、ぜひお読みください。

薬膳茶マイスター講座体験レポート

一般社団法人日本薬膳研究会
認定講師の池田です。

今回は楽しみにしていた薬膳茶マイスター講座のサポートに入らせていただきました。

会場に入ると、目の前には数十種類の茶葉がずらりと並び、その光景に思わず心が躍ります。どの茶葉を選んでブレンドすれば良いのか、味や香りはどうなるのか、期待と興奮が一気に高まりました。参加者もみな同じように目を輝かせ、これから始まる薬膳茶の世界に胸を弾ませている様子が伝わってきます。

今回の講師は、依田先生から直接パーソナル薬膳コーチ講座を受けたエキスパートのつるま先生。

参加者には初めての方もいれば、すでに薬膳茶マイスターとして活躍している方もおり、幅広い層が集まり、会場は活気に満ちていました。

講義が始まる前に、まずは自分の直感で薬膳茶をブレンドしてみるという楽しい実習が行われました。みんながワクワクしながら茶葉を選び、それぞれが思い思いのブレンドを作り上げます。

人気が高かったのは、目の疲れに効果がある「アイブライト」。

多くの方がこの茶葉を手に取り、体調に合わせた選択をしている様子が見受けられました。

自分だけのブレンドを味わってみると、「意外と美味しい!」という声があちこちから上がり、自然と「この色もきれいだね」「あなたは何を入れたの?」といった会話が弾みます。

和やかな雰囲気の中で、薬膳茶の楽しさを味わう瞬間でした。

その後、講義は薬膳の基本からスタートしました。

つるま先生は、中医学の考え方に基づき、薬膳がどのように体質改善や季節の変化に対応できるのかをわかりやすく説明してくれます。薬膳茶はただの健康茶ではなく、体調や環境に合わせたカスタマイズが可能な点が魅力。学べば学ぶほど、その奥深さに引き込まれていきました。

続いて、つるま先生から茶葉の効能についてさらに詳しく学ぶセッションが始まりました。

茶葉一つひとつが持つ体への効果を丁寧に教えてもらいながら、「これは今の私に合いそう」と自分にぴったりの茶葉を見つけることに熱中していきます。

各パートではグループディスカッションも行われ、お互いの考えやアイデアをシェアしながら、薬膳茶の可能性を探っていく様子が印象的でした。

講座の最後には、自分の体調や家族の体調、季節に合ったオリジナルの薬膳茶を考案する課題が出されました。

学びたての知識と感覚を頼りにブレンドを考え、薬膳茶のネーミングも考え、つるま先生と依田先生に実際に味わってもらうという実践的な体験に、参加者はみな楽しみながらも真剣な表情。

先生方のアドバイスを受け、最後には自信たっぷりの薬膳茶の考案ができあがりました。

そして懇親会へ

講座が終わった後には、薬膳火鍋の懇親会が待っていました。

参加者で囲む火鍋には、講義で学んだ薬膳がふんだんに使われており、一つひとつの食材に込められた効能の説明を聞きながら、さらに薬膳の知識を深めます。薬膳に基づいたお酒や特製ドリンクもあり、まさに五感で薬膳を堪能する時間となりました。

依田先生とつるま先生を囲んでの談笑も、終始和やかで、薬膳の楽しさが日常に溶け込む感覚を実感できるひととき。参加者同士の交流も深まり、薬膳、薬膳茶の魅力を心から味わった特別な一日が、名残惜しくもあっという間に過ぎていきました。

終わりに

今回の薬膳茶マイスター講座を通じて、薬膳茶の奥深さや楽しさ、そして実際に自分でブレンドを考える喜びを体験することができました。

ただの健康法ではなく、季節や体調に寄り添い、心と体を整える薬膳茶の魅力は、日常の中でさらに広がりを見せそうです。講義と懇親会を通して学んだ知識と経験は、これからの生活に生かせる大切な宝物となりそうです。

薬膳茶の世界に触れ、心から充実した一日を過ごしました。

PS:次回の開催は2025年1月26日に都内で開催予定です。遠方の方にはオンラインの講座もございますので、合わせて下記サイトよりご確認ください。

https://yakuzen-detox.com/medicinaltea-meister/

薬膳茶の販売は監修が必要?

薬膳茶を自社で販売する場合、自社で取り扱う薬膳茶には専門家による監修が必要なのでしょうか。

国際薬膳茶師である依田恭平が、薬膳茶の監修の重要性、監修の具体的な手順などについて、詳しく解説します。

薬膳茶の開発・販売は監修がいらない?

結論からいうと、薬膳茶の開発・販売をする場合、専門家による慣習は必須ではありません。ただし自社で販売をする場合、以下の項目をクリアしないといけません。

  • 保健所への届出
  • 商品表記ラベルの制作
  • 税務署への申請

薬膳茶は食品商品に分類されるため、販売形式によっては、保健所の許可を得ることが必要です。保健所へ届け出をした際は、製造方法・販売ルート・賞味期限などを聞かれ、保健所の許可が出れば販売が可能になります。

また、商品には商品表記ラベルを表示して、原材料や賞味期限などを明記しないといけません。

売上が20万円を超えた場合、税務申告のための税務署への申請も必要です。

なぜ監修が必要なのか

薬膳茶は、先に説明したとおり販売するための必須項目さえクリアすれば、開発・販売することは可能です。

しかし薬膳茶を商品として販売する場合、正しい知識を持った専門家による監修は重要視されています。その理由は、以下のとおりです。

  • 期待する効果の信頼性の証明
  • 他者との差別化

薬膳茶の商品に監修がついていることによって、「専門家による厳しい監修を得て販売された」という、消費者からの信頼を獲得できます。

また、横行している悪徳業者の商品とは決定的に違うという証明にもなるのが、監修のメリットです。近年は、「飲んだだけで⚪︎kg痩せた!」「飲むだけで健康に!」というキャッチコピーを売りにしつつ、それらに対する根拠を提示していない商品が増加しています。

消費者庁からの注意の呼びかけがあるほど消費者からの苦情が増えているため、薬膳茶に対して、良くないイメージを持っている人も決してゼロではありません。

このような一部でついたイメージを払拭するためにも、薬膳茶には専門家による監修が必要なのです。

薬膳茶の監修、どんな方法がある?

薬膳茶の監修は主に次の2種類があります。

専門家に依頼する

監修の仕方の代表例は、その道の専門家へ監修を依頼する方法です。専門家であれば豊かな知識とスキル・経験によって、間違った面の指摘・長所を伸ばすアドバイスなど正しい監修を行なってくれます。専門家への依頼の手順は以下のとおりです。

1.監修者を探す

監修担当者の探し方は、フリーランスで活動している専門家を探す、専門機関や企業を介してそれらに所属している専門家に依頼するなどの方法があります。この場合の注意点は専門家のプロフィールなどに掲載されている実績などを確認することです。

また、専門家に対する口コミ・評判も事前にチェックして評判が良いか確認をしておきましょう。

2.打ち合わせ

監修者へ連絡をして返信があれば、次にやることは見積もりなどの打ち合わせです。打ち合わせは対面の時もあれば、メールやビデオミーティングなどもあります。どちらかが遠方の場合、ビデオミーティングであればお互いが対面でき、直接会話ができるので便利です。

この際、自身が希望する商品の方向性をしっかりと監修者に伝えることが大事です。この部分を曖昧にすると、監修者もどのように監修・アドバイスをしていいのか迷ってしまいます。

商品のコンセプトやターゲット層を事前にしっかりと構築し、それを監修者にわかりやすく間違いのないように伝える必要があります。

3.見積もり・契約

お互いの業務内容を合意した場合、次にやることが監修に対して発生する報酬の見積もりです。見積もり内容に合意すれば実際の手続きに移行します。

見積もりの際は内容をしっかりと確認して、不明な請求がないかチェックすること、あとになって追加の支払いがないか確かめることが大事です。わからない点があったらしっかりと質問をして疑問を解消させておきましょう。

見積もりが出て疑問がない場合は契約をしますが、見積もりはほとんどのところが無料で行ってくれるため、1人の監修者だけでなく、複数人の見積もりを受けることも、良い監修者に出会えるポイントです。

料金や各種サービスなどは監修者によって異なるため、複数を比較することによって自身の希望に最も応えてくれる監修者が見つけやすくなります。

資格取得をする

自身で薬膳茶に関する知識・スキルをしっかりと身につけて、それを活用してのセルフ監修を行うという手段もあります。しかしいくら薬膳に関する知識を学んだとしても、世間的な信用は獲得できないため、確かな知識とスキルを有している証明になる資格取得をする必要があります。

薬膳に関する資格取得をするためには、専門機関に申し込みをして資格取得試験に合格し、資格を取得しなくてはいけません。薬膳に関する主な資格は以下の種類があります。

・国際薬膳師
・国際中医薬膳管理師
・国際中医薬膳師(中国中医薬研究促進会)
・国際中医薬膳師(世界中医薬学会連合会)

薬膳に関する資格講座は通信講座などもあるため、自身に適した取得方法を選びましょう。

薬膳茶の依頼は国際薬膳茶師がおすすめ

薬膳茶の監修は、自社で専門的な資格取得をした人材を育て、外部に頼らずに自社で監修を行うことも可能ですが、その場合、期間がかかります。そのため監修をスムーズに行いたい場合は、外部の専門家に依頼することがおすすめです。

専門家の特徴は、知識・スキルだけでなく監修・商品開発に関わった経験・実績が挙げられます。豊富な経験を活かして、その商品に見合った適切な監修・アドバイス・間違いの修正などを受けることが可能です。

薬剤茶・薬剤に関する資格取得者・専門家は数多いため、どこに依頼位していいのか迷っている方もいるでしょう。そのような方におすすめなのが、国際薬膳師です。国際薬膳師とは薬膳および薬膳茶に関する専門家であることを証明する資格を指します。

国際薬膳茶師は、国際薬膳専業資格評審認定委員会(評審会)という機関によって認定された資格です。この機関は、日本・香港・台湾・シンガポール・韓国・アメリカの6ヶ国の地域の薬膳学団体の専門家のなかでもトップクラスの専門家によって構成されています。

国際薬膳茶師の資格取得を達成するには、このようなトップクラス陣営によって構成された機関が主催する、厳しい資格取得試験に合格しないといけません。

厳しい審査を通過して、薬膳・薬膳茶に関するあらゆる専門的な知識・スキル・論理を有した存在が、国際薬膳茶師なのです。安心して監修をお任せできるといえます。

まとめ

薬膳茶は数多くの種類があり、飲むだけで簡単に痩せられる・飲むだけで健康体に、といったうたい文句の商品も多数販売されています。

そのような広告に騙されて購入したものの、まったく効果がなかったという苦情は決して少なくないため、薬膳茶に関してネガティブなイメージを持っている人もいるでしょう。

薬膳茶における監修は、そのようなネガティブなイメージを払拭するために必要な作業です。薬膳茶が本当に心身ともに効果が期待でき、日々の生活を快適にできるものであることを証明するために、やらなくてはいけません。

薬膳茶に関する商品を販売する場合、確固とした実績と知識を持つ専門家に監修してもらう、あるいは自身で薬膳に関する知識を深めて監修を実施することが大事です。

 

商品の監修や開発でのご相談は、国際薬膳茶師の依田恭平が承れます。
下記のお問い合わせフォームよりご相談ください。
https://kyohei-yoda.com/contact/

薬膳茶の商品開発における大事なポイント

薬膳茶を自社で販売したいと検討されている方もいると思います。その場合、どのような手順を踏めばいいのでしょうか。

国際薬膳茶師である依田恭平が、薬膳茶の開発方法、商品開発における大事なポイントなどについて、詳しく解説します。ぜひ参考にしてください。

商品開発で大事なこと

薬膳茶の商品開発に直接取り掛かる前に、いくつかの作業をしなくてはいけません。薬膳茶の商品開発における大事なポイントとは何か、次より説明しましょう。

世間のニーズを調査する

まずやるべきことは世間の消費者がどのようなものを求めているか、調査することです。「健康に良い」「ダイエット効果が期待できる」という理由だけでただ薬膳茶を販売しても、大きな収益にはつながりません。

1.消費者がどのような悩みを抱えているか
2.その悩み・欲求を解消するにはどうしたらいいのか
3.その悩みに対して具体的にどのような効果が期待できる薬膳茶を開発すればいいのか

上記のように消費者のニーズを読み取り、それを自社の商品でどのようにして解決することが可能なのかという点を、しっかりと考える必要があります。

市販されている他社の商品のチェック

他社との差別化をはかることも、薬膳茶の商品開発では大事なポイントです。薬膳茶を自社で開発して販売したとしても、他社がすでに同じようなものを販売して安定した売り上げを誇っていた場合、後続の商品は不利といえます。差別化を成功させるために後続の商品は「他社にはない独自の売り」が必須です。

かといって、薬膳茶として期待できる効果を逸脱した特徴、品質を下げての極端な低価格などを販売した場合、消費者からの信頼は獲得できません。

薬膳茶としての範囲を超えず、それでいて他社にはない特徴を打ち出し、差別化を成功させることが、商品開発の大事なポイントです。

成分の効果の裏付け・体に害がないか・衛生面の徹底

薬膳茶を商品として開発する場合、成分が本当に効果が期待できるか監修によって調査しなくてはいけません。薬膳茶の摂取による効果は摂取した人の体質などによって個人差があるため、100%効果があるとはいえません。

しかし、商品に対して大々的に「〇〇の効果あり」とうたったキャッチコピーをつけて宣伝をすると、誇大広告と判断されるでしょう。食品に関する誇大広告は「健康増進法」という法律の違反行為に該当する恐れがあり社会的な信用を失います。

また、注意しなくてはいけない点は、消費者への健康被害です。体に無害でないと確認されていない原材料の使用・商品開発の際の衛生管理の不注意などを行うと、消費者に健康被害が発生する可能性があります。

健康被害の報告があると、消費者への損害賠償の発生に加えて社会的な信用度の損失も起きるため、注意をしなければいけません。

商品開発をする方法

薬膳茶を商品として開発するには、どのような手順で行えばいいのでしょうか。次よりその方法の種類について説明します。

1.会議によるアイデア出し
まず最初にやることはどのような薬膳茶を自社で開発・販売したいかという、アイデア出し・コンセプト構築です。1人だけのアイデアだと煮詰まってしまうため、複数のスタッフでさまざまなアイデアを出し、他社との差別化が実現する独自の薬膳茶を発案しなくてはいけません。

薬膳茶としての範囲を超えたアイデアは基本的に厳禁ですが、この段階ではまだアイデア出しなので、積極的に次々とアイデアを出すことが大事です。

また、独自性・差別化を成功させるために、アイデアだしと並行して消費者のニーズ・他社の商品の調査なども行い、それらの情報をアイデア出しに反映させます。

2.企画書の作成
アイデアがまとまったら、それを正式な企画書にまとめます。今後はこの企画書に沿って開発を進行するため、途中で何度となく変更することのない完成度の高い企画書を作成しないといけません。この段階で開発費用、納期、売り上げ目標などを具体的に決定します。

3.製造
次にやることは実際の製造です。製造の種類は「自社で完全に実践する」「外注依頼」「アドバイザーを交えて自社製造」などがあります。

自社のみで行う場合に必要なのは、薬膳および薬膳茶に関する知識・スキルを持った人材です。そのためには薬剤に関する資格取得が必要ですが、資格取得は決して短期間では行えません。そのため、外部のアドバイザーに依頼して監修をしてもらうのが効率的といえます。

アドバイザーであれば、薬膳に関する確かな知識を持っているため、的確なアドバイス、商品の間違った点の指摘を受けることが可能です。また、アドバイザーによる監修を受けた場合、「専門家による保証」が生まれ、消費者からの信頼を得られます。

4.販売・広告による宣伝
販売する薬膳茶が商品として完成したら、次にやることは販売です。販売方法は自社で運営するサイトやSNSアカウント経由での販売、店舗に置いてもらっての販売、ボータルサイト経由での販売などがあります。

いくら自信のあるクオリティの高い薬膳茶を開発しても、消費者の目に届かせないと意味がありません。開発完了の後の販売・宣伝にも力を入れることも重要です。

宣伝に関しては、次の段落で説明します。

宣伝も大事なポイント

薬膳茶を商品として開発する場合、開発手順だけでなくその後の宣伝方法についても、しっかりと戦略を考えなくてはいけません。商品の宣伝方法には以下のような種類があります。

・各種店舗に出向き商品の営業をする
・テレビ、雑誌などの媒体に広告を出す
・web上に広告を出す
・SNS上に広告を出す

また、広告そのものの種類は文字のみ・画像による広告・動画広告などに分類されます。広告費が安い・高い、視聴者・読者の年齢層の違いなど、それぞれ特徴があります。

近年、主流となっているのがweb上・SNSに出す広告です。例えばyoutubeに出す広告の場合、動画・音声で多くの情報を視聴者に伝えることが可能ですが、人によっては長いと感じて最後まで観ないケースもあります。

また、web広告の場合、宣伝内容を間違えるといわゆる「炎上」が起きる危険性も少なくありません。

最初の商品開発のアイデア出しの視点で、具体的にどの世代・どのような嗜好の層をターゲットにするかを明確にしておくことが大事です。それによりそれに見合う広告手段を選びやすくなります。

事業者・会社によっては、開発や宣伝になるべく費用を抑えることを考えているケースもいるかもしれません。しかし安さだけにとらわれると、薬膳茶と合わない宣伝手段を選んでしまい、宣伝しても反応がないという失敗が起きる可能性があります。

宣伝手段に関しても、開発のアイデア出しの時点でよく検討しておきましょう。

まとめ

薬膳茶は「体に良くダイエット効果促進が期待できる」「リラックス効果が期待できる」などといった理由で、注目を集めています。その反面効果を必要以上に強調した、効能の裏付けのない広告も少なくなく、疑いの目を向けていることも事実です。

薬膳茶を商品として開発するためには、期待できる効果の確信性・衛生面の徹底をしなくてはいけません。

また、商品開発をする際は、その手順を事前に把握しておくことも大事です。手順を把握していないと必要以上に開発期間がかり、発売までに時間を費やしてしまいます。

薬膳茶の開発・宣伝におけるポイントをしっかりと押さえて、円滑な商品開発を目指しましょう。

商品の監修や開発でのご相談は、国際薬膳茶師の依田恭平が承れます。
下記のお問い合わせフォームよりご相談ください。
https://kyohei-yoda.com/contact/

ホリスティックヘルスをサポートする薬膳茶とは?

近年、注目されている「ホリスティック」、それを活用した「ホリスティックヘルス」という概念をご存知でしょうか。

心身ともに健やかに保つ効果が期待できるといわれているホリスティックヘルスですが、明確な意味合いがわからないという方もいることでしょう。

国際薬膳茶師である依田恭平が、ホリスティックヘルスの特色、ホリスティックヘルスと薬膳茶の関係などについて、詳しく解説します。ぜひ参考にしてください。

ホリスティックとは

ホリスティックヘルスの「ホリスティック」とは、人間の身体的な健康だけでなく、精神面を含めた全体を対象とする概念です。

人間が生きることを「いのちの営み」ととらえ、人間の良い面だけでなく限界点・欠落した部分も肯定して尊重する概念を指します。

そしてその概念を取り入れた医学がホリスティック医学です。ホリスティック医学は、「医学的な見解で数値が正常の範囲内であれば問題ない」「病気ではないから問題ない」といった考えではありません。

身体だけでなく、精神面・環境面が調和して、最高水準の「性の質」を持っている状態こそが、本当の健康であると定義しています。

ホリスティック医学の概念を構成している要素は、次の5つです。

  • ホリスティックヘルス:ホリスティック(全的)な健康観に立脚
  • 自然治癒力:自然治癒力を癒しの原点として解釈
  • 患者自らが癒す姿勢:患者が自ら癒し治療者はあくまでも援助にまわる
  • 治療の選択・統合:さまざまな治療法を選択・統合し最も適切な治療を敢行
  • 病の意味を洞察:病の深い意味に目を向けて自己実現の達成のために行動

このようにあらゆる考えを持って人間の心身の健康に対応するのが、ホリスティック医学の定義となっています。

そして、その概念を構成している要素の一つが、ホリスティックヘルスです。この要素については、次の段落で解説します。

ホリスティックヘルスとは

ホリスティックの概念を医学に発展させたのがホリスティック医学ですが、このホリスティック医学を形成している考えの一つを担っているのが、ホリスティックヘルスです。

医学という概念は人間を健康に導くのがゴール地点だと思われています。確かにそれは決して間違いではないですが、この健康という状態についてより深く考えることが重要です。

ホリスティックという概念を通して現在の医療体制を見ると、以下のような問題点が浮上してきます。

  • 医学教育では病気の症状・対応については教えても健康のことは教えない
  • 健康診断では、自律神経・メンタルの診断をしない

身体的な部分は診断をすれば数値などで具体的な状態が把握できます。しかしメンタル面に関してはわかりやすく視覚化・数値化できないため、どうしても明確な対応ができません。

これらに関する問題点について、以下より説明しましょう。

一般的にまだ理解されていない自律神経・メンタルに関する問題

昔に比べたらメンタルに関する病気も一般に浸透してますが、まだ完全に把握・対応できていないのが、医療の現状といわれています。

特に問題なのが、自律神経に関する判断です。自律神経に関する病気である自律神経失調症は、医療的に公式の疾患名として決められていません。

医学的な定義がないということは公式の診断基準が存在せず、病院・医者によって診断・対処や治療法が違うという特徴があります。

また、診断・検査をしても具体的な病名がわからなかった場合、暫定的に自律神経失調症と診断されるケースも珍しくありません。

そして、明らかに自律神経に乱れが生じているのに、身体的な状態に何も異変がない場合は「問題なし・いたって健康」という判断をされる場合もあります。

また、よくある話なのが、自律神経に関する問題を抱えていても、それを職場に伝えないという例です。メンタルに関する問題を抱えている人は「仕事の足を引っ張る厄介な人材」というレッテルを貼られます。

なかにはメンタルの病気と知った途端に、すぐに解雇処分を下すところもあるでしょう。それを恐れて自律神経失調症などの症状がある人は、それを隠して無理をして仕事を続けているという人もいます。

そのような問題点に対応できるのが、ホリスティックヘルスです。

診断しにくい症状に対応できるホリスティックヘルス

メンタル・自律神経に関する症状は、昔に比べると認知されていますが、まだ完全とはいえません。自律神経の不調で仕事などに支障をきたすと、それだけで仕事ができない人間とレッテルを貼られてしまいます。

そのような問題を包み込んで対処できるのがホリスティックヘルスです。目に見えて判断できる身体の不調だけでなく、心や気、そしてそれを取り巻く環境までを問題としてとらえます。

ホリスティックの概念を医学に発展させたのがホリスティック医学です。そしてホリスティックヘルスは、ホリスティック医学を形成している考えの一つを担っています。

身体機能だけでなく、心・環境を良好な状態に持っていくこと、それが本当の健康につながることが、ホリスティックおよびホリスティックヘルスなのです。

ホリスティックヘルスに適した薬膳茶

ホリスティックヘルスの実践において、強い味方となってくれるのが薬膳茶です。薬膳茶で使用される素材には、リラックス・緊張緩和・自然治癒力の効果が期待できます。

薬膳茶においてホリスティックヘルスの作用が期待できる素材を、以下より紹介しましょう。

ジャスミン

正式名称は茉莉花(マツリカ)ですが、日本ではジャスミンという名称のほうで知られているのが、ジャスミンです。

太古の時代では化粧水として使用されていたほどの良い香りが特徴で、その香りの主成分・ベンゼルアセテートは摂取することによって心身の緊張をほぐす働きをします。

それにより自律神経の乱れを整えて精神の安定が達成できて、不眠症を解消する効果も期待できるのが特徴です。また集中力の向上、鎮痛作用の効果も期待できます。

なつめ

なつめは、中国にて桃・あんず・すももと同様に重宝されている果実です。なつめにはパントテンさんという成分が多く含まれており、この成分がストレス軽減・緊張の緩和の働きをします。

パントテン酸には、ストレス・緊張の要素を緩和させる副賢皮質ホルモンの分泌をうながす働きをするのが特徴です。この働きによりストレスに対する抵抗力が向上し、外部からのストレス発生の原因である負荷がかかっても、ストレスが派生しにくくなります。

ストレス・緊張の原因に対する抵抗力が強くなると起きるのが、心の安定です。それにより日ごろのイライラ・心の不安定さがなくなり、夜になっても深い眠りにつけて安眠できます。

また、冷え性・貧血・むくみなどにも改善の効果が期待できるため、日頃の悩みが解消されて、より心が安定してくるでしょう。

竜眼肉

リュウガン・ロンガンという名称でも呼ばれている果実が、竜眼肉です。肉という文字がありますが、果実の一種で動物の肉ではありません。

竜眼肉にも、心身の疲労回復・リラックス効果・それに伴う不眠症の改善などが期待できます。薬膳茶の素材として使用した場合、甘い口当たりが心地よいため健康面の改善だけでなく、普通の嗜好品・デザートとしても楽しめるのも特徴です。

おわりに

ホリスティックおよびホリスティックヘルスという考えを日常に導入すれば、現状より健やかな毎日を過ごせます。そしてホリスティックヘルスを促進させるのが薬膳茶です。

この機会に薬膳茶を用いたホリスティックヘルスを、お試ししてみてはいかがでしょうか。

 

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瞑想と薬膳茶:心を整える時間

忙しい日々、ストレスが溜まっていませんか?

毎日を穏やかな気持ちで過ごすため、瞑想の時間を取り入れてはいかがでしょうか。

ただ瞑想するだけではなく、薬膳茶も飲むとさらにリラックス効果が期待できます

国際薬膳茶師 依田恭平が、瞑想におすすめの薬膳茶や、瞑想による心身への影響を紹介するので、ぜひ今日から試してみてください。

瞑想におすすめの薬膳茶

薬膳茶の素材はさまざまなので、素材によっては瞑想の効果を最大限に高めることもできます。

瞑想におすすめの素材は以下の通りです。

  • ジャスミン茶(小さじ1杯):やさしい香りでリラックス。また、気の巡りや消化機能も改善
  • びわの葉茶(小さじ2~3杯):肺をうるおす。乾燥による咳の緩和が期待できる
  • クコの実(小さじ1杯):肺と目をうるおす。アンチエンジングにも効果を発揮

これらの素材で、瞑想向けの薬膳茶をつくっていきましょう。

■手順

1 ティーポットに上記3つの素材を入れる

2 茶葉が開いてきたらティーカップに注ぎ、完成

出来上がった薬膳茶は、香りがよく、口に含んだ瞬間に心がほどけていくのを感じられるでしょう。

瞑想の効果

瞑想は、自分と対話する貴重な時間です。

毎日「やること」に追われる日々だと、脳が疲れてしまいます。

そこで、なにも考えない「無」の時間をあえて設けることで、脳をリセット。

薬膳茶のパワーもプラスすることで、穏やかな心でポジティブに過ごせるでしょう。

瞑想による効果は、主に以下の5つです。

ストレス緩和

私たちの生活にはストレスがつきものです。

瞑想して自分を「無」の状態にすると、抱えていた不安も少しずつ遠ざかっていくでしょう。

一日の始まりや一日の終わりに、ぜひ瞑想の時間をつくりたいですね。

以下の記事では、ストレス解消に役立つ薬膳茶も紹介しているので、こちらも参考にしてみてください。

免疫力アップ

「病は気から」といいますが、実際にその通りで、ストレスにより体調を崩すことは珍しくありません。

先にお話ししたように瞑想にはストレス緩和の効果があるので、それに伴って免疫力アップも期待できるでしょう。

ある研究では、瞑想により白血球の増加が確認されたそうです。白血球は病原体と戦う役割があるので、やはり瞑想は健康につながると考えて良いでしょう。

痛みの緩和

慢性的な痛みに悩まされていませんか?

痛みは脳の島皮質という部位が関係しますが、瞑想すると島皮質の働きが抑制されることが研究で証明されています。

持病がある方や手術後の方などは、瞑想前の日々との違いに驚くかもしれません。

記憶力アップ

瞑想は、脳の海馬の働きを活性化します。

海馬は記憶や学習能力をつかさどる部位なので、学業や仕事で良いパフォーマンスが発揮できるでしょう。

感情のコントロール能力アップ

瞑想を習慣にすると、感情のコントロールが上手になってきます。

ストレスを受けるような場面でも怒ったり悲観したりしにくくなるので、ストレス→心身の不調 という負のスパイラルを根源的に絶てるでしょう。

常に穏やかな心でいられると、毎日がもっと生きやすくなりそうですね。

以下の記事ではメンタルヘルスを整える薬膳茶も紹介しているので、こちらも参考にしてみてください。

おわりに

瞑想には良い効果がたくさんあります。

その効果を最大にするために、ぜひ薬膳茶を活用してください。

国際薬膳茶師 依田恭平は、一人ひとりに合った薬膳茶をご紹介しています。

まずは以下より無料体質診断をおこなってください。
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若々しさを保つ薬膳茶アンチエイジング

薬膳茶にはアンチエイジング効果を持つものもあります。

おいしく飲むだけで若々しさをキープできるなんて一石二鳥ですよね。

国際薬膳茶師 依田恭平が、アンチエイジングにおすすめの薬膳茶について解説します。また、おいしい淹れ方も紹介するので、ぜひ毎日の薬膳茶を習慣にしてください。

アンチエイジングにおすすめの薬膳茶

男性も女性も、年を取るのは避けられません。

しかし老化を遅らせることはできます。

薬膳茶にはアンチエイジング効果を持つ素材があるので、毎日飲んで若々しさをキープしましょう。

おすすめの素材は黒豆です。

黒豆は、主に肝臓や腎臓の働きにポジティブな効果をもたらすといわれています。

アンチエイジングはもちろん、健康促進にもぜひお役立てください。

黒豆の効果

アンチエイジングにおすすめの、黒豆を使った薬膳茶。

黒豆の効果は主に5つあるので、それぞれ詳しく見ていきましょう。

肝臓・腎臓の働きをサポート

黒豆は肝臓や腎臓の働きをサポートしてくれる素材です。

これらの臓器が改善すると、

  • 白髪
  • 腰痛
  • むくみ
  • 耳鳴り
  • 妊娠時の腰痛
  • 不妊症
  • 月経過少
  • 月経不調

など、年齢による不調をはじめ、女性特有の悩みも解決へ導いてくれるでしょう。

体内の水分量の調節

黒豆には体内の水分バランスを保つ働きもあります。

同時に血行も良くするので、他の食材や中薬と共に

  • 粥状動脈硬化症
  • 糖尿病
  • むくみ

の改善などに使われることもあります。

外用薬として使う

粉末状にした黒豆を香油と混ぜると、湿疹などに使える外用薬になります。

  • 豆鼓(黒豆を蒸して発酵させたもの)
  • 黒大豆葉(黒豆の葉)
  • 黒豆衣(黒豆の皮)

なども中薬として重宝されています。素材によって効能が異なるので、気になる症状があれば調べてみましょう。

産後のけいれん緩和

産後にけいれんしたり、口の筋肉がこわばって動かなくなったりする症状(牙関緊急:がかんきんきゅう)などに対しても効果が期待できます。

黒豆を1種類だけ、黒くなるまで炒めた後に服用してください。

解毒作用

黒豆には薬物や熱毒に対する解毒作用もあります。

万が一、強毒で有名なトリカブトを摂取してしまったら、黒豆を解毒薬に使ってください。

アンチエイジングに効果的な黒豆茶の淹れ方

マルチな効果のある黒豆ですが、薬膳茶として使えばアンチエイジングが期待できます。

自宅で作る場合の、おすすめの淹れ方を紹介します。

ティーカップ2杯分の分量を目安に解説しますね。

【材料】

・黒豆:ティースプーン2杯程度(大さじ一杯 ⇒ 黒豆15〜6粒程度が目安)

・熱湯:250〜300cc

【手順】

1 黒豆をフライパンに入れて、弱火で軽く炒る(香りと味が良くなり、栄養素も出てくる)

2 黒豆の皮が破れてきたら火を止める

3 炒った黒豆をティーポットに入れて、熱湯を注ぐ(紫色の薬膳茶になるが、入れた豆の量が多いと赤みが強くなる)

4 5分程度蒸らして完成

薬膳茶として使った黒豆は、そのまま捨てても構いませんが、柔らかくなっているのでお料理に使うことをおすすめします。

黒豆の持つアンチエイジングの栄養素を、余すことなく摂取してくださいね。

おわりに

薬膳茶でアンチエイジングするなら黒豆がおすすめです。

薬膳茶としてはもちろん、お料理にも使える万能な食材。

黒豆の薬膳茶で、毎日おいしくアンチエイジングしましょう。

国際薬膳茶師 依田恭平は、一人ひとりに合った薬膳茶をご紹介しています。

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薬膳茶実習を開催!パーソナル薬膳コーチ

こんにちは!

薬膳茶の専門家
国際薬膳茶師の依田恭平です。

先日私が主催しているパーソナル薬膳コーチ5期の「薬膳茶実技講座」を開催しました。

この講座では、40種類近くの茶葉を前にしてワクワクしている受講生の皆さんと一緒に、薬膳茶の奥深い世界を探求しました。

そもそも薬膳茶ってなに?

講座のスタートは、薬膳茶の基本についてお話しました。

薬膳茶は、体質や季節に応じて適切な茶葉を選び、ブレンドすることで健康をサポートするお茶です。

例えば、ストレスが多いときにはリラックス効果のある茶葉、疲れが溜まっているときには滋養強壮の茶葉を選ぶなど、目的に応じて柔軟に選択とカスタマイズすることができることが大きな魅力です。

例えば以下のように…

  • 体質
  • 症状のお悩み
  • 季節
  • 年代による不調

    などなど、あらゆる目的に合わせて薬膳茶はブレンドすることができます。

     

ブレンドの方法を学ぶ

次に茶葉の薬効や組み合わせ方を理解して、自分や身近な人の体質に合ったお茶をブレンドする方法について学んでいただきました。

薬膳茶は単体でも効果を発揮しますが、複数組み合わせことで相乗効果を生み出します。

ただ、種類を多くすると味のバランスが難しいので、この辺が経験が必要です。

個人的には最初は3種類程度に留めると、効果と味のバランスが取りやすいと思います。

皆さんに馴染みのある、紅茶や緑茶をベースにすると、美味しく仕上がりますよ。

それぞれの茶葉の効果効能を確認しながら、バランスよく組み合わせるのが大切ですね。

 

舌の画像で体質チェック

講座のハイライトとしては、実際に舌の画像をもとに体質を分析し、「梅雨」の季節をテーマにした薬膳茶のブレンドを考案しました。

体質に合わせるだけでなく梅雨の時期は、コーンや黒豆など湿気を取り除く効果のある茶葉を選ぶことも重要です。

「梅雨は湿気が多いので、体内の余分な水分を排出する効果があるハトムギや陳皮をブレンドに取り入れました。」など、受講生にはそれぞれの考案理由を発表してもらいました。

 

身近な人の体質改善ブレンド茶の考案

次に、身近な人の体質改善に効果的なブレンド茶を考案してもらいました。

家族や知人の体質を考慮し、その改善に役立つ茶葉を皆さん選んでましたね。

例えば、「母は冷え性でむくみやすいので、温め効果と利尿作用のある生姜とハトムギをブレンドしました。」といった発表がありました。

 

発表と飲み比べ


講座の最後には、それぞれの考案したブレンド茶について発表し、名前を付けて飲み比べを行いました。

受講生のお一人は、自分の制作したブレンド茶に「梅雨の味方ブレンド、身体スッキリ薬膳茶」とバッチリなネーミングを名付けました。

当協会ではメディア監修の仕事依頼も多いのですが、卒業生に依頼することも多いのです。

その際にネーミングの付け方も大切なので、その辺もお話しさせていただきました。

他には、「父のためにブレンドしたお茶は『元気回復ティー』です。滋養強壮の効果があるクコの実と、消化を助ける陳皮を使っています。」と発表し、全員が自分のオリジナルブレンドを紹介してくれました。

考案してもらったレシピはそのまま雑誌に掲載してもらっても良い位の素晴らしい出来栄えで、受講生の皆さんのレベルの高さに感心しました。

 

楽しく学びの多い時間


今回の講座は、楽しさと学びが詰まった時間でした。

受講生の皆さんからは、「薬膳の知識は知れば知るほど奥深くて興味深い」「自分もオリジナルの薬膳茶を作りたい」などの感想が多く寄せられました。

私も、皆さんと一緒に薬膳茶の世界を探求できたことを嬉しく思っています。

薬膳茶は、ただの飲み物ではなく、健康をサポートする素晴らしいツールです。これからも、薬膳茶の魅力を広めていくために、様々な講座やイベントを開催していきたいと思います。

薬膳茶のブレンドは無限の可能性を秘めています。受講生の皆さんが自分や家族のためにブレンドした薬膳茶を楽しんでいる姿を見ると、その魅力を改めて実感します。

次回の講座でも、新しい発見や驚きがたくさん待っていることでしょう。

お読みいただきまして、ありがとうございます。

国際薬膳茶師 依田恭平

PS:パーソナル薬膳コーチ6期は20247月頃に募集を開始予定です。

免疫力を高めるハーブティーの選び方

あらゆる感染症が流行している昨今、一人ひとりの免疫力向上が喫緊の課題です。

ハーブティーも薬膳茶の一種なので、素材によっては免疫力向上が期待できるでしょう。

では、免疫力を高めるハーブティーはどのように選べば良いのでしょうか?

素材ごとの効果や、体質によって避けたほうが良いハーブなどを、国際薬膳茶師 依田恭平が詳しく解説します。

ハーブティーとは

ハーブティーは、ペットボトルなどであまり市販されていません。

そのためハーブティーに馴染みのない方も少なくないでしょう。

ハーブティーに使われるのは、その名の通り「ハーブ」です。

しかし「ハーブ」という名前の植物があるわけではなく、「香りがあり食などに役立つ植物」の総称とされています。

たとえば日本では、ミツバ、ヨモギ、シソ、サンショウなど。

一方ヨーロッパでは、バジル、タイム、ローズマリー、セージ、ローレルなどが代表的です。

どれも独特な風味があるのが特徴ですね。

これらは薬膳茶として飲むのはもちろん、葉を食用にしたり、腐敗防止の保存料として使われたりしています。

薬膳茶(ハーブティー)にする場合、溶け出した有効成分はもちろん、香りでもほっとリラックス。

体質やお悩みに合わせたハーブティーで、心身の健康をキープしましょう。

ハーブティーの効果

ハーブティーには自然本来の薬理作用があります。

心と体をやさしく癒すので、毎日の生活にぜひ摂り入れてみてください。

免疫力向上

ハーブティーには免疫力向上の効果があります。

特におすすめの素材は、エキナセア、エルダーフラワーなど。

これらのハーブには、体が本来持つ自然治癒力を高め、感染症にかかりにくくしたり、万が一感染しても治りを早めたりする効果が期待されています。

リラックス効果

ハーブの持つリラックス効果は広く知られています。

アロマオイルにもハーブが使われているものが多く、「寝る前に嗅いだら心が穏やかになった」などポジティブな体験をした方も珍しくないでしょう。

香りでリラックスして、飲むことでさらにリラックス。

自然の優しさを存分にご体感ください。

血行促進

イチョウやローズマリーなどのハーブには血行促進効果があります。

リンパや血の流れを改善して、全身のめぐりをアップ。

血流が良くなると、内臓の機能も向上します。

  • 疲労改善
  • 肩こり改善
  • 腰痛改善
  • 頭痛改善
  • むくみ改善
  • 冷え改善

など、体にさまざまな良い影響が出てくるでしょう。

ホルモンバランスの調整

ハーブティーの中には、ホルモンバランスを整える効果を持つものもあります。

たとえばチェストベリーやレッドクローバーなどは、女性ホルモンに似た働きをするハーブです。

  • 生理不順の改善
  • PMS(生理前のイライラなど)の改善
  • 月経過多の改善
  • 生理痛改善
  • 更年期の症状を改善

など、女性特有のお悩みにアプローチしてくれるでしょう。

免疫力向上するハーブティーの素材

ハーブティーに使う素材によっては、免疫力向上が期待できます。

一例ですが、免疫力向上するハーブを紹介するのでぜひ参考にしてください。

レッドクローバー

ほのかな甘みと、青草のような深い香りが特徴です。

アントシアニン、イソフラボン、クマリンなどの成分によって、

  • 喉の不調改善
  • 美肌効果
  • ホルモンバランスの改善

などの効果が期待できます。

ローズヒップ

まろやかな酸味が特徴のハーブです。

リコピン、フラノボイド配糖体、ビタミンCなどの成分によって、

  • 疲労回復
  • 美肌効果
  • デトックス

などの効果が期待できます。

フィーバーフュー

苦味が強いのが特徴です。初めての方は、少し薄めに調節することをおすすめします。

マグネシウム、鉄、カリウム、ビタミンA・C・B複合体などの成分によって、

  • 頭痛を緩和したい
  • アレルギーを緩和したい
  • 痛みを緩和したい

などの効果が期待できます。

複数のブレンド

ハーブティーに使う素材は1つだけでなくて構いません。

たとえば免疫力を上げる組み合わせだと、

  • マリーゴールド
  • レモングラス
  • オレンジピール
  • エキナセア
  • ペパーミント
  • ダンディライオン
  • エルダーフラワー
  • ネトル
  • ローズヒップ

などをブレンドしたものはいかがでしょうか。

この組み合わせは、風邪を引きやすい方や寒さが苦手な方などに特に効果が期待できます。

人によって「避けた方が良いハーブ」がある

ハーブティーの原料は100%植物です。

そのため安全性は高いですが、人によっては避けた方が良いハーブもあるのでご注意ください。

アレルギーのある方は避けたほうが良いハーブ

アレルギーのある方は、

  • ローズ
  • カレンデュラ
  • ヤロウ
  • フィーバーフュー
  • ローズヒップ
  • ダンディライオン
  • カモミール
  • アーティチョーク

などは避けたほうが良いでしょう。

たとえばローズは「バラ科アレルギー」の危険性をはらんでいます。アーモンド、もも、りんごなどもバラ科なので、これらの食物にアレルギーのある方はご注意ください。

持病によって避けたほうが良いハーブ

持病や、今抱えている病気によっては、

  • ジンジャー
  • ユーカリ
  • セントジョンズワート
  • ブラックコホシュ
  • ダンディライオン
  • ジュニパー
  • イチョウ
  • チェストベリー

などは避けたほうが良いでしょう。

たとえばジンジャーは刺激の強い素材です。消化性潰瘍や胃炎など、胃腸に症状のある方は特にご注意ください。

長期間飲むのは避けたほうが良いハーブ

多量に長期間飲むと副作用が起こるとされているハーブもあります。

  • ユーカリ
  • セージ
  • ブラックコホシュ
  • ジュニパー

などは、いくら好きでもあまり飲み続けてはいけません。

たとえばユーカリの場合、ドイツでは医師の監督がない限り「5~15gの摂取を4~6週間以内」と規定されています。

免疫力向上のために摂取したものが体に悪い影響を及ぼさないよう、十分に注意しましょう。

ハーブティーの淹れ方

ハーブティーは、素材によって免疫力向上や美肌などさまざまな効果が期待できます。

香りはもちろん、その効果も最大に引き出すために、ハーブティーの淹れ方について「リーフ」「ティーパック」の2通りを紹介します。

リーフで淹れる

リーフで淹れる場合、手順は以下の通りです。

1 ポットをお湯であたためる(お湯をポットに注いでしばらく放置。常温程度に冷めたらお湯を捨てる)

2 ドライハーブを入れる(ティーカップ1杯あたりティースプーン1杯~1.5杯が目安。また、マグカップなら山盛り2杯程度が目安)

3 お湯を注ぐ(お湯は95℃程度が理想。香りが逃げるので煮立たせてはいけない)

4 蓋をして蒸らす(3~4分程度が目安。堅いハーブなら5分程度でも構わないが、10分以上蒸らすと苦味が出るので注意)

5 茶こしを使って、ティーポットを軽く揺らしながら注ぐ

ティーパックで淹れる

ティーカップで淹れる場合、手順は以下の通りです。

1 ポットをお湯であたためる(お湯をポットに注いでしばらく放置。常温程度に冷めたらお湯を捨てる)

2 お湯を注ぐ(ティーパックを入れて、お湯150ccを注ぐ)

3 蓋をして蒸らす(3~4分程度が目安)

4 ティーパックを取り除く(入れ続けると苦味が出るので注意)

おわりに

ハーブティーのリラックス効果は広く知られていますが、素材によっては免疫力向上も期待できます。

体の内側から健康になって、毎日元気に過ごしたいですね。

国際薬膳茶師 依田恭平は、あなたにぴったりのハーブティーをご提供します。

免疫力向上はもちろん、睡眠改善、美肌など、「なりたい自分」について何でもお話しください。

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薬膳茶の科学的根拠:効果は本当?

薬膳茶を健康のために飲む方は数多くいます。

しかし薬膳茶が初めての方だと「健康に良いっていう科学的根拠はあるの?」など疑問に感じることもあるでしょう。


薬膳茶のルーツは、古代中国。

歴史が裏付ける科学的根拠や、効果的な淹れ方について、国際薬膳茶師 依田恭平が詳しく解説します。

薬膳茶の科学的根拠

薬膳茶の科学的根拠は、長い歴史によっても証明されています。

薬膳とは、もともと中医学(中国の伝統医学)をベースに、生薬や食材などを一人ひとりの体質に合わせて調理された”料理”でした。

この薬膳を応用してつくられたのが、薬膳茶です。

薬膳が体質に合わせた”料理”であるのと同じように、薬膳茶も一人ひとりの体調や旬の素材などを考慮した”お茶”として提供されていたのです。


中医学は、体に巡るものを

  • 気:生命エネルギー
  • 血:体に栄養を与えるもの
  • 水:水分

の3種類に分けました。

そして、この3種類のうち一つでも欠けると体に不調が現れると考えられていました。

そこで重宝されたのが薬膳。

薬膳は「気」「血」「水」すべての巡りを良くして、健康のサポートをしてきました。

薬膳茶にもこの考え方が受け継がれていて、健康に良い成分をお茶として提供するようになったのです。

健康に良い成分を含む素材は、草、豆、花、果実などさまざまです。

一種類だけで煮出すこともあれば、いくつもブレンドしてつくることもあります。

医学がルーツの薬膳は厳しくルールが設けられていたものの、薬膳茶は比較的自由。

どの素材を選ぶかによって、

  • 免疫力アップ
  • 血行促進
  • リフレッシュ
  • 体質改善
  • 風邪予防
  • ダイエット
  • 美容

など期待できる効果も変わってきます。

素材の持つ効果、味、用途などを理解しながら、あなただけの好みの薬膳茶を見つけてください。

薬膳茶の歴史【中国】

薬膳茶の科学的根拠は歴史に裏付けされています。

もっとも古い歴史は、中国の南北朝時代。

薬膳がメインだった時代から、薬膳茶として広く親しまれるまで、長い歴史を振り返ってみましょう。

南北朝時代(420~589年)

薬膳について記載されているもっとも古い書物は「本草経集注」。

これは陶弘景が記録したもので、730種類の薬物を食事療法として使った事実が記されています。

たとえば、大豆、海藻、生姜など。今の時代にも通じる食材たちですね。

唐の時代(618~907年)

次に古い書物は「備急千金要方」です。

孫思邈によって書かれ、今でいう”内科”の治療法として動物の臓器が使われていたことを示しています。(人間の目の病気を動物のレバーで治療するなど)

この治療法をベースにして、弟子の孟詵が138種類の薬膳の調理法を「食療本草」にまとめました。

その後、「食性本草」(陳士良)、「茶経」(陸羽)、「煎茶水記」(張又新)など、食事療法に関する本が続々と世に出ました。

宋の時代(960~1276年)

宋の時代には、国家による専門書「太平恵民和剤局方」が出されました。国家が薬膳の科学的根拠や健康への効果を認めたということです。

この本の中には、不調が続くときの「羊肉の団子」、むくみに悩むときの「黒豆粥」、母乳の出が悪いときの「豚足と通草のスープ」など、薬膳の処方についても詳しく記載されています。

金元の時代(1115~1368年)

金元の時代には、薬膳の科学的根拠が広く知られることになります。


陳直が手掛けた「寿親養老書」には、“医者が出す薬よりも、食事による治療のほうが効果が高い”という旨が書かれているほど。


忽思慧の本「飲膳正要」には、食薬230種、図168枚、献立238方という膨大な量のレシピが記されています。

その中で”五味は五臓を調和する、五臓のバランスが良ければ健康な体になる”と、食事と体は密接な関係があることを示しました。

忽思慧は宮廷の太医だったことから、この本をきっかけに営養保健が注目されるようになります。
その後、「営養によって疾病が予防できる」と営養学の専門書として重宝されました。

明の時代(1368~1644年)

明の時代になると、さらに薬膳への理解がすすみます。
李時珍が手掛けた「本草綱目」には、食薬1892種、方剤11000余りが記載されました。この情報は後世にわたり重宝されることになります。


また、姚可成の「食物本草」により、粗食思想が発展することになります。この本には野菜のレシピなどが記載されています。

清の時代(1644~1911年)

清の時代になると、食事療法の本がさらにブームになります。

  • 「本草綱目拾遺」:食事療法の大切さに言及
  • 「老老恒言」:高齢者のための100種の薬粥などを記載
  • 「寿世青編」:食材が体に与える影響などを記載
  • 「随園食単」:栄養にも言及しながら数多くのメニューを紹介

このように、薬膳を栄養素の観点から解説する本が普及し、科学的根拠に基づいたレシピも数多く考案されました。

近時代(1911年~)

一般家庭にも広く知れ渡った薬膳の科学的根拠。

1977年、中医薬教育のため、中医薬大学に「中医養生康復専門機関」を設置することが国家によって許可されました。

2003年には、中国の中医薬大学12校の専門家により「中医薬膳学」の教科書を編集。大学の選択科目として学びを深められるようになりました。

現在でも、薬膳の研究は衰えることを知りません。

日本でも薬膳や薬膳茶などで健康維持する方は数知れないでしょう。

薬膳茶の歴史【日本】

古代中国より長い歴史を持つ薬膳ですが、日本に普及したのは仏教伝来の頃といわれています。

今から1500年ほど前ですね。

それまで病気の予防は”神への祈り”がメインでしたが、大陸との交流が盛んにになることで”薬”の大切さが知られるようになりました。

当時の薬は、木の皮や草の根など。これが日本における薬膳・薬膳茶のルーツですね。

飛鳥時代になると、朝廷は薬草の採集や栽培を始めました。

寺院では薬がつくられるようになりましたが、高価すぎて一般の方には手が出なかったそうです。

そこで使われるようになったのが「薬膳」。

料理としてはもちろん、お茶(薬膳茶)として、あるいは薬酒や薬湯として、身近な薬草が人々の暮らしに馴染んでいきました

中でも薬膳茶は手軽に飲めるため、当時の人々はもちろん、令和の現在も広く親しまれています。

薬膳茶の効果を引き出す淹れ方

薬膳茶を飲むなら、できるだけ効果を高めたいですよね。

薬膳茶の成分を十分に抽出するため、「アイス」「ホット」の2パターンに分けて、おすすめの淹れ方を紹介します。

アイスで淹れる場合

冷たい薬膳茶で飲む場合、このような淹れ方がおすすめです。

1 ティーパック1袋を、大きめの容器に入れる(クールポットなど)

2 その中に熱湯300mlを注ぐ

3 そのまま10分間蒸らす

4 氷や水を700ml程度注ぐ

上記の手順で、冷たい薬膳茶の完成です。

ホットで淹れる場合

温かい薬膳茶をつくる場合、このような淹れ方がおすすめです。

1 お湯を沸かす

2 沸騰したら火を止めて、その中にティーパックを1袋入れる

3 そのまま5~10分間蒸らす

上記の手順で、温かい薬膳茶の完成です。

濃い目が好きな方は、ティーパックを入れたまま軽く煮出してください。

ただ、薬膳茶の種類によっては煮出すと渋くなる場合があるので、時々味をみながら調節しましょう。

おわりに

薬膳茶のルーツは、古代中国の薬膳です。

医学で使われていたので科学的根拠は十分ですが、素材によって効果が異なるので、体質に合った薬膳茶を選ぶことが大切です。

国際薬膳茶師 依田恭平は、一人ひとりに合った薬膳茶を提供するため、無料体質診断をおこなっています。

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美容を支える美容茶の効果とは?

国際薬膳茶師の依田恭平です。

「毎日念入りにスキンケアしているのに効果がよくわからない」「肌荒れが治らず困っている」など、美容に関するお悩みはありませんか?

いくら高価なクリームでケアしても、肌の”土台”が整っていないと肌の調子はいつまでも平行線かも。


薬膳茶には美容効果の期待できる種類もあるので、国際薬膳茶師 依田恭平が詳しく解説します。

毎日飲めば、体の内側から美肌にアプローチできるでしょう。

人気の美容茶13種類

「美容に良い」といわれている美容茶は、主に13種類あります。

種類ごとに期待できる美容効果を紹介するので、お悩みによって使い分けてみてください。

抹茶

抹茶の原料の葉には、ビタミンが豊富に含まれています。

抹茶はお茶の葉を細かく砕いてつくられるため、美容に欠かせないビタミンを効率的に摂取できるでしょう。


また、抹茶に含まれるカリウムにはむくみ防止便秘改善などの効果もあります。

デトックスしてすっきりスリムな体を目指しましょう。


ただ、抹茶にはカフェインが豊富に含まれているので、就寝前にはあまり飲まないほうが良いかもしれません。

どくだみ茶

ニキビができて悩んでいる」という方には、どくだみ茶がおすすめです。

飲むと血行が良くなるので、冷え性の改善デトックス効果が期待できます。


ただ、「味にクセがあるので飲みにくい」という方が少なくありません。

苦手な方は、他のお茶と混ぜて飲んでみてください。

白茶

白茶も、独特な風味がある美容茶のひとつ。

ビタミンCが豊富に含まれているので、肌のハリ・ツヤ・うるおいなど美肌力をトータルにアップさせてくれるでしょう。


中国では「若返りのお茶」と呼ばれるほど、効果効能が広く親しまれています。

マテ茶

マテ茶の異名は「飲むサラダ」。

ビタミン、カルシウム、亜鉛、鉄分など健康をサポートする成分を豊富に含んでいるので、美容茶としてだけではなく健康茶としても注目されています。


シミシワが気になる方は、エイジング対策としてぜひ。

ルイボスティー

ルイボスティーは「不老長寿のお茶」として親しまれています。

ルイボスティーに含まれるSODという成分には、糖化と酸化を防ぐ効果があります。

年齢が気になる方は、エイジングケアの美容茶としてご愛飲ください。

カモミールティー

カモミールティーに含まれるカマメロサイドという成分にも、糖化と酸化を防ぐ効果があるとされています。

さらにリラックス効果も期待できるので、一日の終わりに飲むとホッとひと息できそう。

ノンカフェインなので、飲むタイミングを選ばないのもうれしいですね。

柿の葉茶

柿の葉茶に含まれるビタミンCの量は、なんとレモンの10倍、緑茶と比較すると20倍!

フラボノイド、ビタミンB群、ミネラルなどが豊富なので、美肌力をアップさせる美容茶として広く親しまれています。


味にクセがなく、冷やすとさらにおいしい。

美容茶としてはもちろんですが、暑い季節のクールダウン用飲料としてもぜひご利用ください。

タンポポ茶

春に咲き誇り、踏まれても丈夫なタンポポ。

そんなタンポポの根からつくられるのが、タンポポ茶です。

タンポポ茶にはミネラルやビタミンが豊富に含まれているため、代謝の向上が期待できます。

代謝が良くなると良いことがたくさん。

冷え性むくみの改善や、デトックス効果など、美容と健康にマルチにアプローチします。

黒豆茶

「肌荒れが治らない」「化粧ノリが良くない」など肌の調子が気になる方には、黒豆茶がおすすめです。

黒豆茶には、アントシアニン(抗酸化作用)・ビタミンE(老化予防)・サポニン(めぐりを良くする)・イソフラボン(女性ホルモンのバランスを整える)など、美容に良い成分がたっぷり。

黒豆を煮るだけでつくれるのもメリットです。煮汁は美容茶として、黒豆は味付けして夕食に出すなど、無駄なく使えそうです。

甜茶

甜茶は、ほのかに甘みのある美容茶です。

味や風味が紅茶に似ているので、「初めて飲んだ美容茶は甜茶」という方も多くいます。


酸化や糖化を抑える働きがあり、美肌効果が期待できるでしょう。

紅茶

紅茶も美容茶の一種です。

紅茶にはビタミンB群やフラボノイドが含まれているため、肌をすこやかに保ってくれます。


また紅茶に含まれるテアニンにはリラックス効果もあるので、ストレスが原因の肌荒れも改善してくれるでしょう。


アイスやホット、レモンを入れたりミルクを入れたりなど、バリエーション豊かに楽しめるのもうれしいですね。

緑茶

緑茶に豊富に含まれるカテキンには、肌の酸化を防ぐ効果があります。

またビタミンCの働きにより、エイジングサイン(たるみやシワなど)を予防し、ハリのある肌を保ちます。

ハーブティー

ハーブティーには、カモミールやローズヒップなどさまざまな種類があります。

ストレス性の肌荒れに悩んでいる方は、ハーブの香りによるリラックス効果で改善が期待できるでしょう。


また抗酸化作用も強いので、美肌キープにも役立ちます。

朝・昼・夜におすすめの美容茶

美容茶は、用法用量が決められてる薬とは異なります。

そのため、1日に何回飲んでも大丈夫。(※カフェインの過剰摂取にはご注意ください)

美容茶を習慣化して、エステ級の美肌を維持しましょう。

朝におすすめの美容茶

朝起きたら、朝食前に一杯の緑茶を飲みましょう。

脂肪燃焼効果や、代謝促進効果が期待できます。


またビタミンCも豊富なので、肌がキュッと引き締まり気持ちよく外出できそうです。

昼におすすめの美容茶

昼食後にはハーブティーがおすすめ。

午後の仕事に向けて、ハーブティーでリラックスしてください。

ストレスは肌荒れにつながるので、リラックスすればそれだけ肌の調子が整うでしょう。


食後の消化もサポートするので、午後もハツラツと過ごせそうですね。

夜におすすめの美容茶

夜は、カフェインの入っていない美容茶がおすすめです。

カモミールティーはノンカフェインの美容茶です。

抗酸化・抗糖化作用により就寝中も美肌にアプローチ。

リラックス効果もあるので、ゆったりした気持ちで上質な睡眠を取れるでしょう。

美容茶の効果を高める飲み方

美容茶は薬ではないので、1~2日で劇的に肌がきれいになるわけではありません。

大切なのは継続すること。

たとえば、1日1度だけ大量に飲むよりも、朝・昼・晩とコツコツ飲み続けるほうが美肌にアプローチできます。

1杯ずつで良いので、美容茶を習慣化しましょう。

毎日の生活の中で上手に摂り入れれば、高級エステや高級サプリと同じくらいの効果が期待できるでしょう。


ただ、

  • 寝る前に飲まないほうが良いもの
  • 妊娠中に飲まないほうが良いもの
  • 食後に飲んだほうが良いもの
  • 朝一番に飲んだほうが良いもの
  • 量や頻度を調節したほうが良いもの

など、茶葉の種類によって注意点があります。

購入するときは、茶葉の効能をしっかり調べて、ベストなタイミング・量でお飲みください。

また、こちらの記事でアンチエイジングと薬膳茶についても書いているので、参考にされてください。

おわりに

人気の高い美容茶は、主に13種類あります。

それぞれ期待できる効果が異なるので、お悩みに合った茶葉をお選びください。


美容茶を毎日飲み続ければ、体の内側から美肌を目指せるでしょう。

体に良い成分もたくさん含まれているので、美容と健康を両立させて、ハツラツとした毎日をお過ごしください。


「美容茶選びに悩む」という方は、国際薬膳茶師 依田恭平が、あなたの体質に合う美容茶をご提案いたします。

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