国際薬膳茶師 依田恭平です。
薬膳茶は、種類によってさまざまな効能があります。
薬膳茶を上手に摂り入れれば、美容から健康まで人生をトータルにサポートできるでしょう。
そのためには、薬膳茶を正しく選ぶことが大切。
目的別に薬膳茶の選び方を紹介するので、ぜひ参考にしてください。
【目的別】薬膳茶の選び方
今、悩んでいることはありますか?
「寝つきが悪い」「肌の調子が悪い」などは薬膳茶で改善できるかもしれません。
ぐっすり眠りたい方
「毎日寝つきが悪い」「夜に何度も目覚めてしまう」という方は、ノンカフェインの薬膳茶がおすすめです。
就寝前にあたたかい飲みものを飲むとリラックスしますよね。
その飲みものにカフェインは入っていませんか?
コーヒーや紅茶などカフェインが入った飲みものには、眠気を覚ます作用があります。利尿効果もあるので、夜中頻繁にトイレに起きる方も多いでしょう。
翌日すっきり目覚めるためには、質の良い睡眠が欠かせません。
花緑博士茶 (カロクルイボスチャ)などノンカフェインの薬膳茶なら、朝までぐっすり眠れるでしょう。
美肌になりたい方
薬膳茶は、選び方によって美容のサポートも可能です。
「ハトムギ茶を飲むと肌が白くなる!」なんて聞いたことはありませんか?
ハトムギは、新しい細胞をつくるために必要な栄養素をすべて持つ植物です。薬膳茶として毎日飲めば、色白ですべすべの美肌を目指せるでしょう。
またデトックス効果もあるので、知らず知らずダイエットに成功しているかも?
血圧の高い方
血圧やコレステロール値が高い方には、杜仲茶(トチュウ)がおすすめ。
杜仲茶の原産は、中国の四川省。昔から高貴な薬として重宝されており、現在は薬膳茶として日本でも親しまれています。
杜仲茶にはゲニポシド酸という成分が含まれていて、これが血圧を改善させるといわれています。 脂っこい食事が続く方は、ぜひ杜仲茶を毎日のお供にしてください。
糖分が気になる方
甘いものが好きだと、「糖分摂りすぎかも?」と気になることもありますよね。
その場合の薬膳茶の選び方は“糖の吸収を抑える成分が入っているか”がポイント。
桑の葉にはイミノシュガーが含まれています。これは糖の吸収を抑える成分で、食後血糖値の急激な上昇を抑えるといわれています。
毎日の食事のサポートはもちろん、糖尿病の予防など将来的な効果も期待できるでしょう。
冷え性に悩んでいる方
冷え性にはジンジャードリンクがおすすめです。
体をあたためる食材として有名な生姜ですが、「料理にしか使ったことがない」という方も多いのではないでしょうか。
ジンジャードリンクは自宅でも手軽につくれるので、ぜひ作り置きしてみてください。
作り方は簡単。生姜の汁を砂糖と煮詰めれば完成です。
お湯割り、ソーダ割り、紅茶を入れたジンジャーティーなど、バリエーション豊かにおいしく飲めるでしょう。
また、梅醤番茶(ウメショウバンチャ)や黒豆茶なども効果的です。
リラックスしたい方
忙しい毎日、ちょっとひと息つきたくなる時ってありますよね。
リラックスタイムにも薬膳茶が活躍します。
ジャスミン茶なら、花の香ばしい香りを楽しめます。ふんわりしたフレーバーに、心が休まるのを感じるでしょう。
寝る前のアロマタイムのように、薬膳茶も選び方ひとつでリラックスタイムをつくり出せるのです。
また、ビタミンやミネラルが豊富なので、美容効果も期待できそう。
なお、花茶やクコの実、ナツメなどを混ぜると体のめぐりもアップします。気分やお悩みに合わせた選び方で、薬膳茶ライフを存分にお楽しみください。
健康を意識したい方
ペットボトル飲料でよく見かけるルイボスティーも薬膳茶のひとつ。
南アフリカ産の植物であるルイボスの葉を乾燥させてつくられます。
ルイボスに含まれるミネラルは、なんと10種類以上。「日ごろ不足しがちな成分を補える」「健康になる」など注目されている薬膳茶です。
ただ、味に少しクセがあります。苦手な方は、砂糖に浸けたドライフルーツを入れてフレーバーティーとして楽しむのが良いでしょう。
デトックス効果が欲しい方
体の健康を保つためには、適切な排出が不可欠です。
プーアル茶にはデトックス作用があるとされ、その効果から「減肥茶」の異名を獲得するほど。
摂取すると脂肪やコレステロールを分解したり、過剰な水分を排出してくれたりします。
美容やダイエットを意識する方はもちろん、脂っこい食事のときも心強い味方になってくれるでしょう。
冷えるとむくみやすくなる方
冷えから来るむくみ、ありませんか?
冷えるとむくみやすくなる方には、
- 緑茶
- トウモロコシのひげ茶
- プーアル茶
などがおすすめです。
どれも利尿作用があるので、体に溜まった水分をすっきり排出してくれるでしょう。
ストレスを緩和したい方
仕事、家庭、友人関係など、私たちの生活にストレスはつきものです。
適度なストレスは刺激になりますが、ストレスが溜まりすぎると心身の不調を引き起こすのでご注意ください。
ストレスが気になる方には、マイカイ黒豆茶がおすすめです。
マイカイ黒豆茶は、マイカイカ(花々のつぼみを乾燥させたもの)に黒豆を合わせてつくられたもの。
マイカイカにはストレス緩和の効果があるとされているので、飲むとほっと一息つけるでしょう。
味も香ばしくまろやかなので、薬膳茶の選び方に悩んでいる初心者さんにもおすすめです。
体調不良の方
「なんだか最近ずっと具合が悪い」「気分がすぐれない」という時、ありませんか?
そんな時はナツメ生姜茶を飲んでみてください。
ナツメも薬膳で人気の食材ですが、生姜と合わせるとさらに健康効果がアップします。
- 体をあたためる
- 消化機能を促進する
- 精神を安定させる
などさまざまな効果が期待できるので、心身の不調を助ける薬膳茶としてぜひご活用ください。
【性質別】薬膳茶の選び方
薬膳茶の食材は、種類によってさまざまな性質があります。
選び方にコレという決まりはないので、その日の気分や体調などで使い分けましょう。
味や効能で選ぶ
薬膳茶の食材によって、甘みや苦みなどさまざまな味をつくれます。
期待できる効能とともに紹介しますね。
- 甘味:鮭、トウモロコシなど/緊張緩和、滋養強壮など
- 苦味:オクラ、ゴーヤなど/デトックス、体の過剰な熱を除去など
- 辛味:ニラ、ショウガなど/発汗、血行促進など
- 酸味:梅、トマトなど/汗腺の引き締めなど
- 鹹味:ワカメ、アサリなど/便をやわらかくするなど
体をあたためる・冷やすで選ぶ
薬膳茶の選び方によっては、体をあたためたり冷やしたりできます。
- 体をあたためる食材:とうがらし、ニンニク、ねぎ、ニラ、生姜など
- 体を冷やす食材:ゴーヤ、きゅうり、なす、大根など
- どちらでもない食材:じゃがいも、キャベツなど
薬膳茶を上手に摂り入れれば、体調に影響が出やすい季節もスムーズに乗り切れそうです。
おわりに
薬膳茶は、選び方によってさまざまな効能があります。
今回ご紹介したのは一般的な選び方ですが、より効果を得るなら、一人ひとりの体質に合った”オーダーメイド”の薬膳茶が一番です。
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