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瞑想とハーブティーは相性が良い?瞑想の時のおすすめハーブティーを紹介

ストレス解消方法はさまざまな方法がありますが、その手段のなかで注目を集めているのが瞑想です。

瞑想をマスターすればストレス解消・リラックス効果など、多大な効果が期待できるといわれています。

そして、瞑想の効果を促進させるのが、ハーブティーです。なぜハーブティーは瞑想と関わりがあるのでしょうか。

国際薬膳茶師である依田恭平が、瞑想の仕組み、ハーブティーを摂取した際の効果などについて、詳しく解説します。ぜひ参考にしてください。

瞑想で得られるメリット・瞑想のやり方は?

瞑想と聞いて、非科学的・スピリチュアルなイメージを抱く方も少なくないでしょう。

しかし瞑想とは科学的根拠に基づいたリラックス方法なので、安心して実践できます。次より瞑想のメリット・やり方を紹介しましょう。

瞑想のメリット

瞑想を実践することによって期待できる効果は以下の通りです。

  • ストレス・不安の解消
  • 不眠症の改善、睡眠の質の向上
  • リラックス効果、それによる集中力の向上
  • うつ病・自律神経失調症の改善

瞑想によって期待できる効果は、自律神経の働きの正常化・ホルモン分泌の促進です。それにより緊張感を軽減させて、夜になれば深い眠りにつくことができます。

不安な感情という心にかかる負荷・ちょっとしたことで生じる心身への緊張が軽減されると、二次作用として効果が期待できるのが、禁煙効果です。

喫煙はリラックス効果があるため、緊張緩和・ストレス解消という目的で1日に何本もタバコを吸うヘビースモーカー・チェーンスモーカーは少なくありません。

しかし瞑想をすればタバコに依存する必要がなくなるため、禁煙が達成されやすくなります。

また、瞑想により心が平穏になると、ちょっとしたことで動揺していた心が安定して感情のコントロールも実践できます。

何かトラブルがあっても冷静に対処しやすくなるのが、瞑想の利点です。

瞑想の手順

瞑想は特別な器具・ルームを用意する必要はなく、自宅で気軽にできます。瞑想の手順は以下の通りです。

  1. なるべく騒音が聞こえない自宅の部屋を選ぶ
  2. 座って背筋を伸ばす。体に力を入れずにあくまで自然体で。
  3. 目を閉じてゆっくりと鼻から息を吸い込み、その倍の時間をかけてゆっくりと口から息を吐く

3.の息を吸う・吐くという行為をゆっくりを繰り返すのが、瞑想の主な動作です。この動作を朝・夜の2回にかけて行います。

慣れていない初期の段階では1回5分〜10分でも長く感じるため、1分程度でも問題ありません。

そして瞑想初心者にありがちなのが「やっている最中に余計なことが浮かんで集中できない」という点です。

この場合、無理に雑念を消そうとせずに、心のままに委ねて流れに身を任せるようにしましょう。

瞑想の呼吸を数日間繰り返していけば、いつの間にか自然と雑念が消えて呼吸だけを行えるようになります。

慣れてきたら、10〜15分ほど時間を伸ばしましょう。慣れれば時間が長くなっても無理なく自然に瞑想の呼吸のみを続けられます。

瞑想に適したハーブティーは?

瞑想のリラックス効果の促進を期待できるのが、ハーブティーの摂取です。次より、瞑想をする際におすすめのハーブティーを紹介します。

ヨギティー

完全オーガニック素材のみを使用しているお茶がヨギティーです。アメリカの農務省であるオーガニックプログラム(NOP)で生産し、厳重な審査を通過したものだけが販売されています。

生産時は遺伝子組み換えや農薬を一切使用せず、着色料や人工香料なども使っていません。アレルギー体質の方でも安心して摂取できます。

また梱包素材・ティーバック素材に、再生素材・植物由来のインクなどを使っているのも、ヨギティーの特徴です。健康面だけでなく環境保護にも強い意識を持って販売されています。

ヨギティーの摂取で期待できる効果は以下の通りです。

  • 不眠症の改善
  • 冷え性防止
  • 喉のイガイガ解消
  • 美肌効果
  • 免疫力の向上

ヨギティーの種類によって風味・期待できる効果に違いがあるため、瞑想に適したヨギティーを選ぶことが大事です。

カモミール

キク科の薬用植物であるカモミールを使用したハーブティーは、瞑想に適しているといわれているヨーロッパ原産の素材です。ハーブティーだけでなくアロマテラピーなどのリラクゼーションにも使用されています。

カモミールのハーブティーを飲むことによって期待できる効果は、以下の通りです。

・鎮静作用・安眠
高い鎮静作用が期待でき、ストレスによる心身の緊張を緩和して深い眠りにつけます。

・筋肉の緊張の軽減
精神的な緊張だけでなく身体的な緊張も緩和してくれるのが、カモミールティーの特徴です。血流を改善して首や肩の凝りをほぐしてくれます。

・抗菌作用・皮膚代謝の促進
肌のケア・乾燥肌防止の働きもします。

・冷え性
カモミールは冷え性防止・改善の効果もあるといわれています。冷え症の原因の一つは、自律神経の乱れです。それにより健康不良・基礎代謝の低下なども招きます。

カモミールティーを摂取すれば、リラックス効果などで自律神経が正常になり冷え性も改善されます。

・胃腸の調子を改善
カモミールティーは胃の粘膜を正常するに働きも期待できるのが特徴です。また胃の調子が悪くなる原因であるストレスを解消してくれて、胃にかかる負担を軽減してくれます。

レモンバーベナ

文字通りレモンの心地よい爽やかな香りが漂うレモンバーベナは、香りを楽しむ嗜好品として人気を集めていますが、瞑想の際にも効果を発揮する素材です。

レモンバーベナには、以下のような効果が期待できます。

  • 鎮静作用(心にかかった負荷・不安を取り除く作用)
  • 不眠解消、質の高い睡眠の実現
  • 抗酸化物質の働きによる老化防止

精神面・美容効果が期待できるため、瞑想時に摂取することによって瞑想の効果の促進が期待できます。

ただし、大量摂取をすると逆効果となるため、適量の摂取を心がけないといけません。

薬膳茶も瞑想にはおすすめ

瞑想の効果をサポートするのはハーブティーだけではなく、薬膳茶もおすすめです。ハーブティーと薬剤茶は以下のような違いがあります。

  • ハーブティー:一つだけの素材を使用したお茶
  • 薬膳茶:複数の素材を組み合わせて作成、素材の種類も豊富

薬膳茶も摂取することによって、リラックス、不眠や緊張の解消、自律神経の正常化などの効果が期待できるため、瞑想との相性が良いです。

瞑想においてハーブティー・薬膳茶を摂取する際の注意点は、効能だけに注目しないことです。

自分の好みでない風味のハーブティー・薬膳茶を摂取すると、その味わいが気になってしまい、瞑想に集中できないケースもあります。

確かにハーブティーや薬膳茶は摂取することによって、心身ともに良好な状態に持っていける成分が含まれているため、心身ともにプラスになるでしょう。

しかし瞑想はあくまでも瞑想がメインであるため、ハーブティー・薬膳茶はサポートに徹する選択が好ましいです。

自分好みの心地よい香り・風味が味わえるものでも十分にプラスになるため、あくまでも瞑想をメインにとらえる考えを持つことが重要です。

瞑想と薬膳茶の関係性については、こちらの記事でも詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。

瞑想と薬膳茶:心を整える時間

おわりに

瞑想は特別な機器を準備する必要もなく、自宅で気軽に実践できるリラックス・ストレス解消手段です。

通常のやり方であっても効果が期待できますが、ハーブティーを摂取すればさらに効果促進が期待できます。不眠・心身の疲れが目立つ方は、ぜひ瞑想をお試しください。

 

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免疫力を高めるハーブティーの選び方

あらゆる感染症が流行している昨今、一人ひとりの免疫力向上が喫緊の課題です。

ハーブティーも薬膳茶の一種なので、素材によっては免疫力向上が期待できるでしょう。

では、免疫力を高めるハーブティーはどのように選べば良いのでしょうか?

素材ごとの効果や、体質によって避けたほうが良いハーブなどを、国際薬膳茶師 依田恭平が詳しく解説します。

ハーブティーとは

ハーブティーは、ペットボトルなどであまり市販されていません。

そのためハーブティーに馴染みのない方も少なくないでしょう。

ハーブティーに使われるのは、その名の通り「ハーブ」です。

しかし「ハーブ」という名前の植物があるわけではなく、「香りがあり食などに役立つ植物」の総称とされています。

たとえば日本では、ミツバ、ヨモギ、シソ、サンショウなど。

一方ヨーロッパでは、バジル、タイム、ローズマリー、セージ、ローレルなどが代表的です。

どれも独特な風味があるのが特徴ですね。

これらは薬膳茶として飲むのはもちろん、葉を食用にしたり、腐敗防止の保存料として使われたりしています。

薬膳茶(ハーブティー)にする場合、溶け出した有効成分はもちろん、香りでもほっとリラックス。

体質やお悩みに合わせたハーブティーで、心身の健康をキープしましょう。

ハーブティーの効果

ハーブティーには自然本来の薬理作用があります。

心と体をやさしく癒すので、毎日の生活にぜひ摂り入れてみてください。

免疫力向上

ハーブティーには免疫力向上の効果があります。

特におすすめの素材は、エキナセア、エルダーフラワーなど。

これらのハーブには、体が本来持つ自然治癒力を高め、感染症にかかりにくくしたり、万が一感染しても治りを早めたりする効果が期待されています。

リラックス効果

ハーブの持つリラックス効果は広く知られています。

アロマオイルにもハーブが使われているものが多く、「寝る前に嗅いだら心が穏やかになった」などポジティブな体験をした方も珍しくないでしょう。

香りでリラックスして、飲むことでさらにリラックス。

自然の優しさを存分にご体感ください。

血行促進

イチョウやローズマリーなどのハーブには血行促進効果があります。

リンパや血の流れを改善して、全身のめぐりをアップ。

血流が良くなると、内臓の機能も向上します。

  • 疲労改善
  • 肩こり改善
  • 腰痛改善
  • 頭痛改善
  • むくみ改善
  • 冷え改善

など、体にさまざまな良い影響が出てくるでしょう。

ホルモンバランスの調整

ハーブティーの中には、ホルモンバランスを整える効果を持つものもあります。

たとえばチェストベリーやレッドクローバーなどは、女性ホルモンに似た働きをするハーブです。

  • 生理不順の改善
  • PMS(生理前のイライラなど)の改善
  • 月経過多の改善
  • 生理痛改善
  • 更年期の症状を改善

など、女性特有のお悩みにアプローチしてくれるでしょう。

免疫力向上するハーブティーの素材

ハーブティーに使う素材によっては、免疫力向上が期待できます。

一例ですが、免疫力向上するハーブを紹介するのでぜひ参考にしてください。

レッドクローバー

ほのかな甘みと、青草のような深い香りが特徴です。

アントシアニン、イソフラボン、クマリンなどの成分によって、

  • 喉の不調改善
  • 美肌効果
  • ホルモンバランスの改善

などの効果が期待できます。

ローズヒップ

まろやかな酸味が特徴のハーブです。

リコピン、フラノボイド配糖体、ビタミンCなどの成分によって、

  • 疲労回復
  • 美肌効果
  • デトックス

などの効果が期待できます。

フィーバーフュー

苦味が強いのが特徴です。初めての方は、少し薄めに調節することをおすすめします。

マグネシウム、鉄、カリウム、ビタミンA・C・B複合体などの成分によって、

  • 頭痛を緩和したい
  • アレルギーを緩和したい
  • 痛みを緩和したい

などの効果が期待できます。

複数のブレンド

ハーブティーに使う素材は1つだけでなくて構いません。

たとえば免疫力を上げる組み合わせだと、

  • マリーゴールド
  • レモングラス
  • オレンジピール
  • エキナセア
  • ペパーミント
  • ダンディライオン
  • エルダーフラワー
  • ネトル
  • ローズヒップ

などをブレンドしたものはいかがでしょうか。

この組み合わせは、風邪を引きやすい方や寒さが苦手な方などに特に効果が期待できます。

人によって「避けた方が良いハーブ」がある

ハーブティーの原料は100%植物です。

そのため安全性は高いですが、人によっては避けた方が良いハーブもあるのでご注意ください。

アレルギーのある方は避けたほうが良いハーブ

アレルギーのある方は、

  • ローズ
  • カレンデュラ
  • ヤロウ
  • フィーバーフュー
  • ローズヒップ
  • ダンディライオン
  • カモミール
  • アーティチョーク

などは避けたほうが良いでしょう。

たとえばローズは「バラ科アレルギー」の危険性をはらんでいます。アーモンド、もも、りんごなどもバラ科なので、これらの食物にアレルギーのある方はご注意ください。

持病によって避けたほうが良いハーブ

持病や、今抱えている病気によっては、

  • ジンジャー
  • ユーカリ
  • セントジョンズワート
  • ブラックコホシュ
  • ダンディライオン
  • ジュニパー
  • イチョウ
  • チェストベリー

などは避けたほうが良いでしょう。

たとえばジンジャーは刺激の強い素材です。消化性潰瘍や胃炎など、胃腸に症状のある方は特にご注意ください。

長期間飲むのは避けたほうが良いハーブ

多量に長期間飲むと副作用が起こるとされているハーブもあります。

  • ユーカリ
  • セージ
  • ブラックコホシュ
  • ジュニパー

などは、いくら好きでもあまり飲み続けてはいけません。

たとえばユーカリの場合、ドイツでは医師の監督がない限り「5~15gの摂取を4~6週間以内」と規定されています。

免疫力向上のために摂取したものが体に悪い影響を及ぼさないよう、十分に注意しましょう。

ハーブティーの淹れ方

ハーブティーは、素材によって免疫力向上や美肌などさまざまな効果が期待できます。

香りはもちろん、その効果も最大に引き出すために、ハーブティーの淹れ方について「リーフ」「ティーパック」の2通りを紹介します。

リーフで淹れる

リーフで淹れる場合、手順は以下の通りです。

1 ポットをお湯であたためる(お湯をポットに注いでしばらく放置。常温程度に冷めたらお湯を捨てる)

2 ドライハーブを入れる(ティーカップ1杯あたりティースプーン1杯~1.5杯が目安。また、マグカップなら山盛り2杯程度が目安)

3 お湯を注ぐ(お湯は95℃程度が理想。香りが逃げるので煮立たせてはいけない)

4 蓋をして蒸らす(3~4分程度が目安。堅いハーブなら5分程度でも構わないが、10分以上蒸らすと苦味が出るので注意)

5 茶こしを使って、ティーポットを軽く揺らしながら注ぐ

ティーパックで淹れる

ティーカップで淹れる場合、手順は以下の通りです。

1 ポットをお湯であたためる(お湯をポットに注いでしばらく放置。常温程度に冷めたらお湯を捨てる)

2 お湯を注ぐ(ティーパックを入れて、お湯150ccを注ぐ)

3 蓋をして蒸らす(3~4分程度が目安)

4 ティーパックを取り除く(入れ続けると苦味が出るので注意)

おわりに

ハーブティーのリラックス効果は広く知られていますが、素材によっては免疫力向上も期待できます。

体の内側から健康になって、毎日元気に過ごしたいですね。

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