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薬膳茶の資格取得のメリットを解説! おすすめ資格も紹介

身体に良い栄養素を確実に摂取でき心身ともに健やかにしてくれる薬膳茶ですが、薬膳茶に関する資格があるのをご存じでしょうか。

薬膳茶の資格に関する学習をして知識・スキルを習得するのに、どのようなメリットが生じるのでしょうか。

国際薬膳茶師である依田恭平が、薬膳茶の資格取得のメリット、おすすめの資格などについて、詳しく解説します。

薬膳茶の資格取得がおすすめの理由

薬膳茶に関する資格取得には、どのようなメリットがあるのでしょうか。資格取得をおすすめする理由は、次の2点です。

生活が豊かになる

薬膳茶の資格取得をすれば他の人が持っていない特別な知識・スキルを習得でき、それを日々の生活に活かせます。

薬膳茶を飲むことによってきたできる効果は以下の通りです。

  • 血行促進(冷え性改善、代謝の促進)
  • 免疫力の向上(風邪や病気、ケガ予防)
  • 滋養強壮(疲労回復)
  • ストレス解消・リラックス効果(質の高い睡眠)
  • 消化機能の改善
  • 抗酸化作用(アンチエイジング、美容効果)

薬膳茶はさまざまな種類があり、使用されている原料に含まれている栄養素、その栄養素の働きで期待できる効能も、上記のように多岐にわたります。

薬膳茶の資格取得で得た知識を活用すれば、どの薬膳茶を摂取すればどのような効果が期待できるのか、具体的に把握できます。

薬膳茶の資格取得で得た知識・スキルは、他の食材・食品にも応用が可能です。どの食材にどんな栄養素が含まれ、どのような効果を生み出すのかといったことを、日々の食生活で活かせます。

仕事に活かせる

資格取得によって身に付けた薬膳茶に関する特別な知識・スキルがあれば、それを仕事に活かすことも可能です。

資格取得は、他の人にはない特別な知識・スキルを習得している証明になるため、企業側としては即戦力になれる人材として大いに期待できます。

また、その特別な知識・スキルを活かして講座・セミナー・薬膳茶教室の開催、執筆活動といった展開も可能です。

知識・スキルを活用して仕事の幅の拡大・高収入を目指せるのが、資格取得のメリットといえます。

誇大広告の商品を見分けられる

誇大広告により販売されている薬膳茶を見分ける能力も習得できるのが、資格取得のメリットです。

薬膳茶の中には、具体的な根拠もなく「ダイエット効果あり!」「飲むだけで美肌になれる!」といった誇大広告によって宣伝されているタイプもあります。

資格取得で得た確かな知識があれば、その薬膳茶が広告通りの効果が期待できるのか、見分けることが可能です。

資格の種類

薬膳茶に関する資格の種類は、以下の通りです。

  • 国際薬膳茶師
  • 薬膳マイスター

それぞれが歴史と伝統のある機関によって運営されているため、確かな知識とスキルを習得できます。

薬膳茶の資格に関しては、下記にリンクした記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

薬膳茶のおすすめ資格を紹介!

薬膳茶に関する資格は数多くあるため、どれを選んでいいのかわからない人もいるでしょう。

そんな方におすすめなのが、弊社「株式会社薬膳の極み」が運営している資格取得講座です。次より講座について説明しましょう。

パーソナル薬膳コーチ養成講座

パーソナル薬膳コーチ養成講座は、ジムのパーソナルトレーナーのように個人に対して健康面の適切なアドバイスを行う資格「パーソナル薬膳コーチ」を育成する講座です。

体調不良のために、日頃から通院して薬を定期的に飲んでいる方、サプリに頼っている方もいるでしょう。

パーソナル薬膳コーチは、治療という医療行為ではなく薬膳という天然の素材を活かした食事指導です。一人ひとりの体調・体質をチェックし、対象者の個性に沿った指導法をオーダーメイドで作成して進めるため、負担のない健康促進・体質改善を自然に行えます。

3,000年の歴史を持つ薬膳をベースにした指導法であるため、確固とした根拠のもとに、具体的な改善策を作成することが可能です。

パーソナル薬膳コーチは、一般社団法人日本薬膳研究会が資格の運営・管理を行っています。パーソナル薬膳コーチの資格を所得すれば、研究会が所有しているコンテンツ・ツールを自由に使える特典もあり、物販の仕入れ販売も可能です。

また、講座によって習得した知識・スキルをもとにあらゆるビジネス展開をすることも可能で、協会から多数の仕事の斡旋も受けられます。

研究会は、税理士・司法書士・弁理士などの士業とのコネクションも豊富なので、開業する際は適切なサポートを受けることが可能です。資格取得後も講習会・アドバイス会なども行っているため、さらなるスキルアップも目指せます。

パーソナル薬膳コーチの資格取得によって可能な仕事は以下の通りです。

  • 企業の商品の監修
  • 薬膳レシピの原稿執筆および販売
  • セミナー開催
  • 薬膳茶・薬膳料理のECサイト販売
  • 食事指導のコーチ

講座の受講期間などは以下の通りです。

  • 受講期間 :6ヶ月(36時間:3時間×12講義)
  • 受講方法 :zoomオンライン (実技は対面)
  • 受講費:88万円(税込)

助成金・補助金・融資などのサポート制度も充実しているため、金銭的に不安があっても、心強いサポートが受けられます。

パーソナル薬膳茶マイスター養成講座

パーソナル薬膳茶マイスター養成講座は、自分自身の健康面だけでなく、家族や友人などの健康に関して適切なアドバイスができる資格・パーソナル薬膳茶マイスターを養成する講座です。

健康に気を遣いたい、食べるものにこだわりたいという思いがありながら、仕事や育児、家事に追われて、そのようなことに時間を費やす余裕がないという人は少なくないでしょう。パーソナル薬膳茶マイスター講座は、1DAY講座を受講することによって、薬膳に関する豊富な知識を身につけられます。

薬膳の素材の種類、特徴、効果効能に関する知識を学べるため、薬膳だけでなく人間の健康面に関する知識も習得することが可能です。その時の季節や症状、その人の体質に合わせて自由に薬膳をブレンドできる能力が身に付きます。

パーソナル薬膳マイスターの資格を取得すれば可能になることは、健康面のケア、周囲へのアドバイスだけではありません。

資格取得によって得た知識・スキルを活かして、オリジナル商品の開発・販売、セミナー開催などもできます。仕事面の選択肢・可能性が広がるのも、パーソナル薬膳マイスターの特徴です。

講座の種類は以下の通りです。

  • 対面受講:66,000円(税込)
  • オンライン受講:48,000円(税込)

講座は1日で実践できるシンプルなカリキュラムが用意されており、テキストとマニュアルをもとに進行します。1日で完結できるため、資格取得の講座、勉強が苦手という人でも、安心して受講できます。

資格は、面倒な更新、年会費の発生はありません。一度取得すれば資格消失の決まりなどはないため、更新日を忘れていて資格を消失してしまったなどという心配は不要です。

日常生活を健やかに過ごしたい、家族や周囲の健康も気遣って適切なアドバイスをしたいという方に、この資格取得講座はおすすめです。

まとめ

薬膳茶・薬膳に関する資格取得は、多大なメリットをもたらしてくれます。そのメリットの1つが食に関する豊富な知識の習得です。日々の生活に欠かせない食・栄養に関する確かな知識は、多くの場面で活用できます。

また、仕事においても活用できるフィールドが広いのも、薬膳の資格の特徴です。さまざまな分野で知識とスキルが活かせるため、高収入も不可能ではありません。

本記事で紹介したように、弊社はさまざまな資格講座を用意しています。この機会に受講を検討されてみてはいかがでしょうか。

「美容茶」って本当に美容効果あるの?美容茶の定義、種類などを解説

コンビニやネットで販売されているお茶のなかに、美容効果の期待を売りにした「美容茶」という商品を見かけることもあります。

各メーカーから販売されている美容茶とうたわれた商品は、本当に飲むことによって美容効果が得られるのでしょうか。

国際薬膳茶師である依田恭平が、美容茶の定義、美容茶といわれているお茶の種類などについて、詳しく解説します。

美容茶の定義

美容茶は、特に一般的な定義というものが存在しませんが、美容茶という名目で販売されている商品は「美容効果が期待できる働きをする栄養素が配合されている」という共通項があります。

美容茶が掲げている美容効果とは以下のような効果です。

  • 美肌効果(メラニン色素の発生の抑制、老化防止、肌のうるおい補給)
  • 新陳代謝の促進(発汗、血行の促進)
  • 腸内環境の改善(便秘の防止)

ただ美容効果をうたっていても、その働きをする栄養素が配合されていなかったら、美容効果はあらわれません。

また、ひと口に美容効果といっても、美肌効果・ダイエット効果・便秘やむくみ改善など、期待できる効果はさまざまです。美容茶とうたわれている商品は、どのような効果があるのか確かめなくてはいけません。

美容茶に含まれている栄養素

美容茶にカテゴライズされているお茶には、主に以下のような栄養素が含まれています。

・ビタミンC:コラーゲンの生成メラニン抑制

・ビタミンA:肌のうるおい補給

・ビタミンE:抗酸化作用

・ビタミンB群:肌の生成

・ミネラル:体内機能の調整

・食物繊維:腸内環境の改善(便秘防止)

・カリウム:利尿作用、むくみ改善

・アルギニン:新陳代謝サポート

・DNJ(デキオシノジリマイシン):脂肪、糖の吸収の抑制

上記の栄養素は、美容に関しての効果が出る働きをします。ただしこれらの栄養素をただ摂取するだけで必ず効果があるとは断言できません。効果は個人差があるため、飲めば絶対に美容効果が出ると決めつけないようにしましょう。

また、いくら栄養を美容茶を経由して栄養をしっかり摂っていても、不摂生な生活を送っていては美容効果は出ません。栄養の働きの促進、効果維持を実現するために規則正しい生活を送ることが大事です。

美容茶の種類

一般的に美容茶とカテゴライズされているお茶は、主にどのような種類があるのでしょうか。次より美容茶の主な種類を紹介しましょう。

緑茶

日本茶としておなじみの緑茶は、カテキンが豊富に含まれているお茶です。カテキンは抗酸化作用の効果が期待できるため、肌の老化を防止します。

またアミノ酸の一種「L-テアニン」も含まれており、神経伝達物質の生成をサポートする働きをするのが特徴です。メンタルが原因の体調不良などを防止します。

期待できる薬膳の効果は、頭や目の解熱作用、熱中症防止です。

どくだみ茶

ハーブティーの一種でどくだみ科の多年草を原料に作られているのが、どくだみ茶です。ミネラルなど利尿作用・腸内の改善などの働きをする成分が豊富なので、老廃物の排出・代謝アップ、血行促進が期待できます。冷え性やむくみなどの薬膳効果を期待する人にもおすすめです。

ルイボスティー

ハーブティーの一種であるルイボスティーは、ビタミン・ミネラル・カルシウムなどが豊富で、抗酸化作用が期待できるのが特徴です。

動脈硬化、肌荒れや口内炎、花粉症などのアレルギー反応などの薬膳効果も期待できます。

ローズヒップティー

名前の通りバラの実を乾燥させたものを原料としているのが、ローズヒップティーです。ビタミンC・E・鉄分・食物繊維などが含まれており、美肌効果、肌の乾燥防止などの働きが期待できます。

ホルモンバランス調整、免疫力向上などの薬膳効果が期待できるのも特徴です。

ジャスミンティー

ジャスミンティーは、心地良いさわやかな香りによるリラックス効果があり、メンタルの不調を改善する効果が期待できます。含まれている栄養素も、ビタミン・ミネラルなど美肌効果が期待できる成分が多めです。

自律神経の不調、胃の不調を改善する薬膳効果も期待できます。

ゴボウ茶

文字通りゴボウを原料とした独特な風味が楽しめるのが、ゴボウ茶です。食物繊維の一種であるイヌリンに加えてカリウム、アルギニンが含まれており、腸内の改善、代謝アップが期待できます。

吹き出物の改善といった薬膳効果も期待できるのが特徴です。

黒豆茶

大豆の種類の一つである黒豆を煮出して作るのが、黒豆茶です。アントシアニン・イソフラボン・ビタミンE・サポニンなどの成分が豊富に含まれています。期待できる効果は、抗酸化作用による美肌効果、老化防止などです。

血行不良の改善、ホルモンバランスの正常化などの薬膳効果もあります。

プーアール茶

日本でもおなじみのプーアール茶も、美容茶にカテゴライズされています。カテキン・ポリフェノールなどの成分が含まれており、脂肪吸収の抑制、腸内の整備アンチエイジングなどの効果が期待できます。むくみ解消、胃の消化不良の改善などの薬膳効果もあるのが特徴です。

ハトムギ茶

古くから「いぼ取り」効果があるといわれているのが、ハトムギ茶です。タンパク質、20種類ものアミノ酸が含まれており、美肌効果、代謝アップなどが期待できます。薬膳効果は、吹き出物などを治す排膿効果、肌のトラブル改善などです。

美容茶の注意点

美容茶と言われているものを飲み続けていれば、美容効果がはっきりと出るわけではありません。普段の生活で大事なのは紫外線対策です。

日差しの強い時期に何も対策をしないで外出をして、肌に有害な紫外線を浴び続けていれば、肌はダメージを受け続けます。いくら美容茶で豊富な栄養を摂取しても、肌や健康に悪いことを続けていれば、栄養摂取をしても美容効果は出ないでしょう。

日頃の肌ケア・栄養バランスの取れた食事・十分な睡眠・適度な運度といった、規則正しい生活を送ることが、美容効果を出すための重要な要素です。

また、美容茶をうたう商品によっては、目立つ美容効果がないにも関わらず大々的に「驚くほどの美肌に!」「短期間で〇〇キロ痩せた!」と宣伝するものもあります。こういった誇大広告は消費庁でも注意を呼びかけているため、購入する前に商品の評判・口コミなどをチェックすることが大事です。

消費庁による注意喚起

美容効果を期待したいなら薬膳茶がおすすめ

美容効果のあるお茶を探している方は、弊社・薬膳の極みの「パーソナル薬膳ダイエットサポート茶」をおすすめします。

この薬膳茶の特徴は、薬膳茶を購入する前に無料で体質診断ができる点です。診断結果から3タイプの体質に判別し、その体質にふさわしい薬膳茶を提供します。3タイプの体質とは以下の通りです。

  1. 虚弱太り体質:常にエネルギー不足の状態
  2. ストレス太り体質:ストレス過多が原因で過食になった状態
  3. むくみ太り体質:水分や脂肪を溜め込みやすい状態

これらの状態を健やかな体質にするのが、パーソナル薬膳ダイエットサポート茶なのです。

ダイエットサポート茶は基本的にダイエットが主な目的ですが、体質が改善されることによって代謝アップ・抗酸化作用も向上するため、美肌効果も期待できます。

薬膳茶は「苦そう」というイメージを持つ人もいるかもしれません。ダイエットサポート茶で使用する薬膳茶は薬・漢方ではないため、紅茶のようにほんのり甘味のある飲みやすいのが特徴です。

他のダイエット方法のように断食・ファスティングのようなものではないため、無理なくストレスをためずにダイエット・美肌が実現します。

診断はLINEで気軽にできるため、まずは一度無料診断をお試ししてみてはいかがでしょうか。

    

まとめ

美容茶を購入する場合は、それに配合されている栄養素と期待できる効果を確認することが大事です。

また美容茶を飲むだけでなく、日頃から美容効果を促進させるため、悪化させないために、お肌ケア・規則正しい生活を送ることも必要です。

栄養素はどのような働きをするのかといったこともしっかりと把握して、自分が思い描く理想の美肌を実現させましょう。

【9月29日】パーソナル薬膳茶マイスター講座を開講しました。

国際薬膳茶師の依田恭平です。

先日は私が主催する一般社団法人日本薬膳研究会認定
パーソナル薬膳茶マイスター1day講座を開催しました!

都内で開催したのですが、静岡や九州からもご参加があり、改めて薬膳茶が注目されていることがわかりました。

今日は当協会の認定講師である池田恭子先生が、当日のレポートを書いてくれたので、ぜひお読みください。

薬膳茶マイスター講座体験レポート

一般社団法人日本薬膳研究会
認定講師の池田です。

今回は楽しみにしていた薬膳茶マイスター講座のサポートに入らせていただきました。

会場に入ると、目の前には数十種類の茶葉がずらりと並び、その光景に思わず心が躍ります。どの茶葉を選んでブレンドすれば良いのか、味や香りはどうなるのか、期待と興奮が一気に高まりました。参加者もみな同じように目を輝かせ、これから始まる薬膳茶の世界に胸を弾ませている様子が伝わってきます。

今回の講師は、依田先生から直接パーソナル薬膳コーチ講座を受けたエキスパートのつるま先生。

参加者には初めての方もいれば、すでに薬膳茶マイスターとして活躍している方もおり、幅広い層が集まり、会場は活気に満ちていました。

講義が始まる前に、まずは自分の直感で薬膳茶をブレンドしてみるという楽しい実習が行われました。みんながワクワクしながら茶葉を選び、それぞれが思い思いのブレンドを作り上げます。

人気が高かったのは、目の疲れに効果がある「アイブライト」。

多くの方がこの茶葉を手に取り、体調に合わせた選択をしている様子が見受けられました。

自分だけのブレンドを味わってみると、「意外と美味しい!」という声があちこちから上がり、自然と「この色もきれいだね」「あなたは何を入れたの?」といった会話が弾みます。

和やかな雰囲気の中で、薬膳茶の楽しさを味わう瞬間でした。

その後、講義は薬膳の基本からスタートしました。

つるま先生は、中医学の考え方に基づき、薬膳がどのように体質改善や季節の変化に対応できるのかをわかりやすく説明してくれます。薬膳茶はただの健康茶ではなく、体調や環境に合わせたカスタマイズが可能な点が魅力。学べば学ぶほど、その奥深さに引き込まれていきました。

続いて、つるま先生から茶葉の効能についてさらに詳しく学ぶセッションが始まりました。

茶葉一つひとつが持つ体への効果を丁寧に教えてもらいながら、「これは今の私に合いそう」と自分にぴったりの茶葉を見つけることに熱中していきます。

各パートではグループディスカッションも行われ、お互いの考えやアイデアをシェアしながら、薬膳茶の可能性を探っていく様子が印象的でした。

講座の最後には、自分の体調や家族の体調、季節に合ったオリジナルの薬膳茶を考案する課題が出されました。

学びたての知識と感覚を頼りにブレンドを考え、薬膳茶のネーミングも考え、つるま先生と依田先生に実際に味わってもらうという実践的な体験に、参加者はみな楽しみながらも真剣な表情。

先生方のアドバイスを受け、最後には自信たっぷりの薬膳茶の考案ができあがりました。

そして懇親会へ

講座が終わった後には、薬膳火鍋の懇親会が待っていました。

参加者で囲む火鍋には、講義で学んだ薬膳がふんだんに使われており、一つひとつの食材に込められた効能の説明を聞きながら、さらに薬膳の知識を深めます。薬膳に基づいたお酒や特製ドリンクもあり、まさに五感で薬膳を堪能する時間となりました。

依田先生とつるま先生を囲んでの談笑も、終始和やかで、薬膳の楽しさが日常に溶け込む感覚を実感できるひととき。参加者同士の交流も深まり、薬膳、薬膳茶の魅力を心から味わった特別な一日が、名残惜しくもあっという間に過ぎていきました。

終わりに

今回の薬膳茶マイスター講座を通じて、薬膳茶の奥深さや楽しさ、そして実際に自分でブレンドを考える喜びを体験することができました。

ただの健康法ではなく、季節や体調に寄り添い、心と体を整える薬膳茶の魅力は、日常の中でさらに広がりを見せそうです。講義と懇親会を通して学んだ知識と経験は、これからの生活に生かせる大切な宝物となりそうです。

薬膳茶の世界に触れ、心から充実した一日を過ごしました。

PS:次回の開催は2025年1月26日に都内で開催予定です。遠方の方にはオンラインの講座もございますので、合わせて下記サイトよりご確認ください。

https://yakuzen-detox.com/medicinaltea-meister/

薬膳茶の販売は監修が必要?

薬膳茶を自社で販売する場合、自社で取り扱う薬膳茶には専門家による監修が必要なのでしょうか。

国際薬膳茶師である依田恭平が、薬膳茶の監修の重要性、監修の具体的な手順などについて、詳しく解説します。

薬膳茶の開発・販売は監修がいらない?

結論からいうと、薬膳茶の開発・販売をする場合、専門家による慣習は必須ではありません。ただし自社で販売をする場合、以下の項目をクリアしないといけません。

  • 保健所への届出
  • 商品表記ラベルの制作
  • 税務署への申請

薬膳茶は食品商品に分類されるため、販売形式によっては、保健所の許可を得ることが必要です。保健所へ届け出をした際は、製造方法・販売ルート・賞味期限などを聞かれ、保健所の許可が出れば販売が可能になります。

また、商品には商品表記ラベルを表示して、原材料や賞味期限などを明記しないといけません。

売上が20万円を超えた場合、税務申告のための税務署への申請も必要です。

なぜ監修が必要なのか

薬膳茶は、先に説明したとおり販売するための必須項目さえクリアすれば、開発・販売することは可能です。

しかし薬膳茶を商品として販売する場合、正しい知識を持った専門家による監修は重要視されています。その理由は、以下のとおりです。

  • 期待する効果の信頼性の証明
  • 他者との差別化

薬膳茶の商品に監修がついていることによって、「専門家による厳しい監修を得て販売された」という、消費者からの信頼を獲得できます。

また、横行している悪徳業者の商品とは決定的に違うという証明にもなるのが、監修のメリットです。近年は、「飲んだだけで⚪︎kg痩せた!」「飲むだけで健康に!」というキャッチコピーを売りにしつつ、それらに対する根拠を提示していない商品が増加しています。

消費者庁からの注意の呼びかけがあるほど消費者からの苦情が増えているため、薬膳茶に対して、良くないイメージを持っている人も決してゼロではありません。

このような一部でついたイメージを払拭するためにも、薬膳茶には専門家による監修が必要なのです。

薬膳茶の監修、どんな方法がある?

薬膳茶の監修は主に次の2種類があります。

専門家に依頼する

監修の仕方の代表例は、その道の専門家へ監修を依頼する方法です。専門家であれば豊かな知識とスキル・経験によって、間違った面の指摘・長所を伸ばすアドバイスなど正しい監修を行なってくれます。専門家への依頼の手順は以下のとおりです。

1.監修者を探す

監修担当者の探し方は、フリーランスで活動している専門家を探す、専門機関や企業を介してそれらに所属している専門家に依頼するなどの方法があります。この場合の注意点は専門家のプロフィールなどに掲載されている実績などを確認することです。

また、専門家に対する口コミ・評判も事前にチェックして評判が良いか確認をしておきましょう。

2.打ち合わせ

監修者へ連絡をして返信があれば、次にやることは見積もりなどの打ち合わせです。打ち合わせは対面の時もあれば、メールやビデオミーティングなどもあります。どちらかが遠方の場合、ビデオミーティングであればお互いが対面でき、直接会話ができるので便利です。

この際、自身が希望する商品の方向性をしっかりと監修者に伝えることが大事です。この部分を曖昧にすると、監修者もどのように監修・アドバイスをしていいのか迷ってしまいます。

商品のコンセプトやターゲット層を事前にしっかりと構築し、それを監修者にわかりやすく間違いのないように伝える必要があります。

3.見積もり・契約

お互いの業務内容を合意した場合、次にやることが監修に対して発生する報酬の見積もりです。見積もり内容に合意すれば実際の手続きに移行します。

見積もりの際は内容をしっかりと確認して、不明な請求がないかチェックすること、あとになって追加の支払いがないか確かめることが大事です。わからない点があったらしっかりと質問をして疑問を解消させておきましょう。

見積もりが出て疑問がない場合は契約をしますが、見積もりはほとんどのところが無料で行ってくれるため、1人の監修者だけでなく、複数人の見積もりを受けることも、良い監修者に出会えるポイントです。

料金や各種サービスなどは監修者によって異なるため、複数を比較することによって自身の希望に最も応えてくれる監修者が見つけやすくなります。

資格取得をする

自身で薬膳茶に関する知識・スキルをしっかりと身につけて、それを活用してのセルフ監修を行うという手段もあります。しかしいくら薬膳に関する知識を学んだとしても、世間的な信用は獲得できないため、確かな知識とスキルを有している証明になる資格取得をする必要があります。

薬膳に関する資格取得をするためには、専門機関に申し込みをして資格取得試験に合格し、資格を取得しなくてはいけません。薬膳に関する主な資格は以下の種類があります。

・国際薬膳師
・国際中医薬膳管理師
・国際中医薬膳師(中国中医薬研究促進会)
・国際中医薬膳師(世界中医薬学会連合会)

薬膳に関する資格講座は通信講座などもあるため、自身に適した取得方法を選びましょう。

薬膳茶の依頼は国際薬膳茶師がおすすめ

薬膳茶の監修は、自社で専門的な資格取得をした人材を育て、外部に頼らずに自社で監修を行うことも可能ですが、その場合、期間がかかります。そのため監修をスムーズに行いたい場合は、外部の専門家に依頼することがおすすめです。

専門家の特徴は、知識・スキルだけでなく監修・商品開発に関わった経験・実績が挙げられます。豊富な経験を活かして、その商品に見合った適切な監修・アドバイス・間違いの修正などを受けることが可能です。

薬剤茶・薬剤に関する資格取得者・専門家は数多いため、どこに依頼位していいのか迷っている方もいるでしょう。そのような方におすすめなのが、国際薬膳師です。国際薬膳師とは薬膳および薬膳茶に関する専門家であることを証明する資格を指します。

国際薬膳茶師は、国際薬膳専業資格評審認定委員会(評審会)という機関によって認定された資格です。この機関は、日本・香港・台湾・シンガポール・韓国・アメリカの6ヶ国の地域の薬膳学団体の専門家のなかでもトップクラスの専門家によって構成されています。

国際薬膳茶師の資格取得を達成するには、このようなトップクラス陣営によって構成された機関が主催する、厳しい資格取得試験に合格しないといけません。

厳しい審査を通過して、薬膳・薬膳茶に関するあらゆる専門的な知識・スキル・論理を有した存在が、国際薬膳茶師なのです。安心して監修をお任せできるといえます。

まとめ

薬膳茶は数多くの種類があり、飲むだけで簡単に痩せられる・飲むだけで健康体に、といったうたい文句の商品も多数販売されています。

そのような広告に騙されて購入したものの、まったく効果がなかったという苦情は決して少なくないため、薬膳茶に関してネガティブなイメージを持っている人もいるでしょう。

薬膳茶における監修は、そのようなネガティブなイメージを払拭するために必要な作業です。薬膳茶が本当に心身ともに効果が期待でき、日々の生活を快適にできるものであることを証明するために、やらなくてはいけません。

薬膳茶に関する商品を販売する場合、確固とした実績と知識を持つ専門家に監修してもらう、あるいは自身で薬膳に関する知識を深めて監修を実施することが大事です。

 

商品の監修や開発でのご相談は、国際薬膳茶師の依田恭平が承れます。
下記のお問い合わせフォームよりご相談ください。
https://kyohei-yoda.com/contact/

薬膳茶の商品開発における大事なポイント

薬膳茶を自社で販売したいと検討されている方もいると思います。その場合、どのような手順を踏めばいいのでしょうか。

国際薬膳茶師である依田恭平が、薬膳茶の開発方法、商品開発における大事なポイントなどについて、詳しく解説します。ぜひ参考にしてください。

商品開発で大事なこと

薬膳茶の商品開発に直接取り掛かる前に、いくつかの作業をしなくてはいけません。薬膳茶の商品開発における大事なポイントとは何か、次より説明しましょう。

世間のニーズを調査する

まずやるべきことは世間の消費者がどのようなものを求めているか、調査することです。「健康に良い」「ダイエット効果が期待できる」という理由だけでただ薬膳茶を販売しても、大きな収益にはつながりません。

1.消費者がどのような悩みを抱えているか
2.その悩み・欲求を解消するにはどうしたらいいのか
3.その悩みに対して具体的にどのような効果が期待できる薬膳茶を開発すればいいのか

上記のように消費者のニーズを読み取り、それを自社の商品でどのようにして解決することが可能なのかという点を、しっかりと考える必要があります。

市販されている他社の商品のチェック

他社との差別化をはかることも、薬膳茶の商品開発では大事なポイントです。薬膳茶を自社で開発して販売したとしても、他社がすでに同じようなものを販売して安定した売り上げを誇っていた場合、後続の商品は不利といえます。差別化を成功させるために後続の商品は「他社にはない独自の売り」が必須です。

かといって、薬膳茶として期待できる効果を逸脱した特徴、品質を下げての極端な低価格などを販売した場合、消費者からの信頼は獲得できません。

薬膳茶としての範囲を超えず、それでいて他社にはない特徴を打ち出し、差別化を成功させることが、商品開発の大事なポイントです。

成分の効果の裏付け・体に害がないか・衛生面の徹底

薬膳茶を商品として開発する場合、成分が本当に効果が期待できるか監修によって調査しなくてはいけません。薬膳茶の摂取による効果は摂取した人の体質などによって個人差があるため、100%効果があるとはいえません。

しかし、商品に対して大々的に「〇〇の効果あり」とうたったキャッチコピーをつけて宣伝をすると、誇大広告と判断されるでしょう。食品に関する誇大広告は「健康増進法」という法律の違反行為に該当する恐れがあり社会的な信用を失います。

また、注意しなくてはいけない点は、消費者への健康被害です。体に無害でないと確認されていない原材料の使用・商品開発の際の衛生管理の不注意などを行うと、消費者に健康被害が発生する可能性があります。

健康被害の報告があると、消費者への損害賠償の発生に加えて社会的な信用度の損失も起きるため、注意をしなければいけません。

商品開発をする方法

薬膳茶を商品として開発するには、どのような手順で行えばいいのでしょうか。次よりその方法の種類について説明します。

1.会議によるアイデア出し
まず最初にやることはどのような薬膳茶を自社で開発・販売したいかという、アイデア出し・コンセプト構築です。1人だけのアイデアだと煮詰まってしまうため、複数のスタッフでさまざまなアイデアを出し、他社との差別化が実現する独自の薬膳茶を発案しなくてはいけません。

薬膳茶としての範囲を超えたアイデアは基本的に厳禁ですが、この段階ではまだアイデア出しなので、積極的に次々とアイデアを出すことが大事です。

また、独自性・差別化を成功させるために、アイデアだしと並行して消費者のニーズ・他社の商品の調査なども行い、それらの情報をアイデア出しに反映させます。

2.企画書の作成
アイデアがまとまったら、それを正式な企画書にまとめます。今後はこの企画書に沿って開発を進行するため、途中で何度となく変更することのない完成度の高い企画書を作成しないといけません。この段階で開発費用、納期、売り上げ目標などを具体的に決定します。

3.製造
次にやることは実際の製造です。製造の種類は「自社で完全に実践する」「外注依頼」「アドバイザーを交えて自社製造」などがあります。

自社のみで行う場合に必要なのは、薬膳および薬膳茶に関する知識・スキルを持った人材です。そのためには薬剤に関する資格取得が必要ですが、資格取得は決して短期間では行えません。そのため、外部のアドバイザーに依頼して監修をしてもらうのが効率的といえます。

アドバイザーであれば、薬膳に関する確かな知識を持っているため、的確なアドバイス、商品の間違った点の指摘を受けることが可能です。また、アドバイザーによる監修を受けた場合、「専門家による保証」が生まれ、消費者からの信頼を得られます。

4.販売・広告による宣伝
販売する薬膳茶が商品として完成したら、次にやることは販売です。販売方法は自社で運営するサイトやSNSアカウント経由での販売、店舗に置いてもらっての販売、ボータルサイト経由での販売などがあります。

いくら自信のあるクオリティの高い薬膳茶を開発しても、消費者の目に届かせないと意味がありません。開発完了の後の販売・宣伝にも力を入れることも重要です。

宣伝に関しては、次の段落で説明します。

宣伝も大事なポイント

薬膳茶を商品として開発する場合、開発手順だけでなくその後の宣伝方法についても、しっかりと戦略を考えなくてはいけません。商品の宣伝方法には以下のような種類があります。

・各種店舗に出向き商品の営業をする
・テレビ、雑誌などの媒体に広告を出す
・web上に広告を出す
・SNS上に広告を出す

また、広告そのものの種類は文字のみ・画像による広告・動画広告などに分類されます。広告費が安い・高い、視聴者・読者の年齢層の違いなど、それぞれ特徴があります。

近年、主流となっているのがweb上・SNSに出す広告です。例えばyoutubeに出す広告の場合、動画・音声で多くの情報を視聴者に伝えることが可能ですが、人によっては長いと感じて最後まで観ないケースもあります。

また、web広告の場合、宣伝内容を間違えるといわゆる「炎上」が起きる危険性も少なくありません。

最初の商品開発のアイデア出しの視点で、具体的にどの世代・どのような嗜好の層をターゲットにするかを明確にしておくことが大事です。それによりそれに見合う広告手段を選びやすくなります。

事業者・会社によっては、開発や宣伝になるべく費用を抑えることを考えているケースもいるかもしれません。しかし安さだけにとらわれると、薬膳茶と合わない宣伝手段を選んでしまい、宣伝しても反応がないという失敗が起きる可能性があります。

宣伝手段に関しても、開発のアイデア出しの時点でよく検討しておきましょう。

まとめ

薬膳茶は「体に良くダイエット効果促進が期待できる」「リラックス効果が期待できる」などといった理由で、注目を集めています。その反面効果を必要以上に強調した、効能の裏付けのない広告も少なくなく、疑いの目を向けていることも事実です。

薬膳茶を商品として開発するためには、期待できる効果の確信性・衛生面の徹底をしなくてはいけません。

また、商品開発をする際は、その手順を事前に把握しておくことも大事です。手順を把握していないと必要以上に開発期間がかり、発売までに時間を費やしてしまいます。

薬膳茶の開発・宣伝におけるポイントをしっかりと押さえて、円滑な商品開発を目指しましょう。

商品の監修や開発でのご相談は、国際薬膳茶師の依田恭平が承れます。
下記のお問い合わせフォームよりご相談ください。
https://kyohei-yoda.com/contact/

ホリスティックヘルスをサポートする薬膳茶とは?

近年、注目されている「ホリスティック」、それを活用した「ホリスティックヘルス」という概念をご存知でしょうか。

心身ともに健やかに保つ効果が期待できるといわれているホリスティックヘルスですが、明確な意味合いがわからないという方もいることでしょう。

国際薬膳茶師である依田恭平が、ホリスティックヘルスの特色、ホリスティックヘルスと薬膳茶の関係などについて、詳しく解説します。ぜひ参考にしてください。

ホリスティックとは

ホリスティックヘルスの「ホリスティック」とは、人間の身体的な健康だけでなく、精神面を含めた全体を対象とする概念です。

人間が生きることを「いのちの営み」ととらえ、人間の良い面だけでなく限界点・欠落した部分も肯定して尊重する概念を指します。

そしてその概念を取り入れた医学がホリスティック医学です。ホリスティック医学は、「医学的な見解で数値が正常の範囲内であれば問題ない」「病気ではないから問題ない」といった考えではありません。

身体だけでなく、精神面・環境面が調和して、最高水準の「性の質」を持っている状態こそが、本当の健康であると定義しています。

ホリスティック医学の概念を構成している要素は、次の5つです。

  • ホリスティックヘルス:ホリスティック(全的)な健康観に立脚
  • 自然治癒力:自然治癒力を癒しの原点として解釈
  • 患者自らが癒す姿勢:患者が自ら癒し治療者はあくまでも援助にまわる
  • 治療の選択・統合:さまざまな治療法を選択・統合し最も適切な治療を敢行
  • 病の意味を洞察:病の深い意味に目を向けて自己実現の達成のために行動

このようにあらゆる考えを持って人間の心身の健康に対応するのが、ホリスティック医学の定義となっています。

そして、その概念を構成している要素の一つが、ホリスティックヘルスです。この要素については、次の段落で解説します。

ホリスティックヘルスとは

ホリスティックの概念を医学に発展させたのがホリスティック医学ですが、このホリスティック医学を形成している考えの一つを担っているのが、ホリスティックヘルスです。

医学という概念は人間を健康に導くのがゴール地点だと思われています。確かにそれは決して間違いではないですが、この健康という状態についてより深く考えることが重要です。

ホリスティックという概念を通して現在の医療体制を見ると、以下のような問題点が浮上してきます。

  • 医学教育では病気の症状・対応については教えても健康のことは教えない
  • 健康診断では、自律神経・メンタルの診断をしない

身体的な部分は診断をすれば数値などで具体的な状態が把握できます。しかしメンタル面に関してはわかりやすく視覚化・数値化できないため、どうしても明確な対応ができません。

これらに関する問題点について、以下より説明しましょう。

一般的にまだ理解されていない自律神経・メンタルに関する問題

昔に比べたらメンタルに関する病気も一般に浸透してますが、まだ完全に把握・対応できていないのが、医療の現状といわれています。

特に問題なのが、自律神経に関する判断です。自律神経に関する病気である自律神経失調症は、医療的に公式の疾患名として決められていません。

医学的な定義がないということは公式の診断基準が存在せず、病院・医者によって診断・対処や治療法が違うという特徴があります。

また、診断・検査をしても具体的な病名がわからなかった場合、暫定的に自律神経失調症と診断されるケースも珍しくありません。

そして、明らかに自律神経に乱れが生じているのに、身体的な状態に何も異変がない場合は「問題なし・いたって健康」という判断をされる場合もあります。

また、よくある話なのが、自律神経に関する問題を抱えていても、それを職場に伝えないという例です。メンタルに関する問題を抱えている人は「仕事の足を引っ張る厄介な人材」というレッテルを貼られます。

なかにはメンタルの病気と知った途端に、すぐに解雇処分を下すところもあるでしょう。それを恐れて自律神経失調症などの症状がある人は、それを隠して無理をして仕事を続けているという人もいます。

そのような問題点に対応できるのが、ホリスティックヘルスです。

診断しにくい症状に対応できるホリスティックヘルス

メンタル・自律神経に関する症状は、昔に比べると認知されていますが、まだ完全とはいえません。自律神経の不調で仕事などに支障をきたすと、それだけで仕事ができない人間とレッテルを貼られてしまいます。

そのような問題を包み込んで対処できるのがホリスティックヘルスです。目に見えて判断できる身体の不調だけでなく、心や気、そしてそれを取り巻く環境までを問題としてとらえます。

ホリスティックの概念を医学に発展させたのがホリスティック医学です。そしてホリスティックヘルスは、ホリスティック医学を形成している考えの一つを担っています。

身体機能だけでなく、心・環境を良好な状態に持っていくこと、それが本当の健康につながることが、ホリスティックおよびホリスティックヘルスなのです。

ホリスティックヘルスに適した薬膳茶

ホリスティックヘルスの実践において、強い味方となってくれるのが薬膳茶です。薬膳茶で使用される素材には、リラックス・緊張緩和・自然治癒力の効果が期待できます。

薬膳茶においてホリスティックヘルスの作用が期待できる素材を、以下より紹介しましょう。

ジャスミン

正式名称は茉莉花(マツリカ)ですが、日本ではジャスミンという名称のほうで知られているのが、ジャスミンです。

太古の時代では化粧水として使用されていたほどの良い香りが特徴で、その香りの主成分・ベンゼルアセテートは摂取することによって心身の緊張をほぐす働きをします。

それにより自律神経の乱れを整えて精神の安定が達成できて、不眠症を解消する効果も期待できるのが特徴です。また集中力の向上、鎮痛作用の効果も期待できます。

なつめ

なつめは、中国にて桃・あんず・すももと同様に重宝されている果実です。なつめにはパントテンさんという成分が多く含まれており、この成分がストレス軽減・緊張の緩和の働きをします。

パントテン酸には、ストレス・緊張の要素を緩和させる副賢皮質ホルモンの分泌をうながす働きをするのが特徴です。この働きによりストレスに対する抵抗力が向上し、外部からのストレス発生の原因である負荷がかかっても、ストレスが派生しにくくなります。

ストレス・緊張の原因に対する抵抗力が強くなると起きるのが、心の安定です。それにより日ごろのイライラ・心の不安定さがなくなり、夜になっても深い眠りにつけて安眠できます。

また、冷え性・貧血・むくみなどにも改善の効果が期待できるため、日頃の悩みが解消されて、より心が安定してくるでしょう。

竜眼肉

リュウガン・ロンガンという名称でも呼ばれている果実が、竜眼肉です。肉という文字がありますが、果実の一種で動物の肉ではありません。

竜眼肉にも、心身の疲労回復・リラックス効果・それに伴う不眠症の改善などが期待できます。薬膳茶の素材として使用した場合、甘い口当たりが心地よいため健康面の改善だけでなく、普通の嗜好品・デザートとしても楽しめるのも特徴です。

おわりに

ホリスティックおよびホリスティックヘルスという考えを日常に導入すれば、現状より健やかな毎日を過ごせます。そしてホリスティックヘルスを促進させるのが薬膳茶です。

この機会に薬膳茶を用いたホリスティックヘルスを、お試ししてみてはいかがでしょうか。

 

国際薬膳茶師 依田恭平は、一人ひとりに合った薬膳茶をご提供しています。

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瞑想と薬膳茶:心を整える時間

忙しい日々、ストレスが溜まっていませんか?

毎日を穏やかな気持ちで過ごすため、瞑想の時間を取り入れてはいかがでしょうか。

ただ瞑想するだけではなく、薬膳茶も飲むとさらにリラックス効果が期待できます

国際薬膳茶師 依田恭平が、瞑想におすすめの薬膳茶や、瞑想による心身への影響を紹介するので、ぜひ今日から試してみてください。

瞑想におすすめの薬膳茶

薬膳茶の素材はさまざまなので、素材によっては瞑想の効果を最大限に高めることもできます。

瞑想におすすめの素材は以下の通りです。

  • ジャスミン茶(小さじ1杯):やさしい香りでリラックス。また、気の巡りや消化機能も改善
  • びわの葉茶(小さじ2~3杯):肺をうるおす。乾燥による咳の緩和が期待できる
  • クコの実(小さじ1杯):肺と目をうるおす。アンチエンジングにも効果を発揮

これらの素材で、瞑想向けの薬膳茶をつくっていきましょう。

■手順

1 ティーポットに上記3つの素材を入れる

2 茶葉が開いてきたらティーカップに注ぎ、完成

出来上がった薬膳茶は、香りがよく、口に含んだ瞬間に心がほどけていくのを感じられるでしょう。

瞑想の効果

瞑想は、自分と対話する貴重な時間です。

毎日「やること」に追われる日々だと、脳が疲れてしまいます。

そこで、なにも考えない「無」の時間をあえて設けることで、脳をリセット。

薬膳茶のパワーもプラスすることで、穏やかな心でポジティブに過ごせるでしょう。

瞑想による効果は、主に以下の5つです。

ストレス緩和

私たちの生活にはストレスがつきものです。

瞑想して自分を「無」の状態にすると、抱えていた不安も少しずつ遠ざかっていくでしょう。

一日の始まりや一日の終わりに、ぜひ瞑想の時間をつくりたいですね。

以下の記事では、ストレス解消に役立つ薬膳茶も紹介しているので、こちらも参考にしてみてください。

免疫力アップ

「病は気から」といいますが、実際にその通りで、ストレスにより体調を崩すことは珍しくありません。

先にお話ししたように瞑想にはストレス緩和の効果があるので、それに伴って免疫力アップも期待できるでしょう。

ある研究では、瞑想により白血球の増加が確認されたそうです。白血球は病原体と戦う役割があるので、やはり瞑想は健康につながると考えて良いでしょう。

痛みの緩和

慢性的な痛みに悩まされていませんか?

痛みは脳の島皮質という部位が関係しますが、瞑想すると島皮質の働きが抑制されることが研究で証明されています。

持病がある方や手術後の方などは、瞑想前の日々との違いに驚くかもしれません。

記憶力アップ

瞑想は、脳の海馬の働きを活性化します。

海馬は記憶や学習能力をつかさどる部位なので、学業や仕事で良いパフォーマンスが発揮できるでしょう。

感情のコントロール能力アップ

瞑想を習慣にすると、感情のコントロールが上手になってきます。

ストレスを受けるような場面でも怒ったり悲観したりしにくくなるので、ストレス→心身の不調 という負のスパイラルを根源的に絶てるでしょう。

常に穏やかな心でいられると、毎日がもっと生きやすくなりそうですね。

以下の記事ではメンタルヘルスを整える薬膳茶も紹介しているので、こちらも参考にしてみてください。

おわりに

瞑想には良い効果がたくさんあります。

その効果を最大にするために、ぜひ薬膳茶を活用してください。

国際薬膳茶師 依田恭平は、一人ひとりに合った薬膳茶をご紹介しています。

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若々しさを保つ薬膳茶アンチエイジング

薬膳茶にはアンチエイジング効果を持つものもあります。

おいしく飲むだけで若々しさをキープできるなんて一石二鳥ですよね。

国際薬膳茶師 依田恭平が、アンチエイジングにおすすめの薬膳茶について解説します。また、おいしい淹れ方も紹介するので、ぜひ毎日の薬膳茶を習慣にしてください。

アンチエイジングにおすすめの薬膳茶

男性も女性も、年を取るのは避けられません。

しかし老化を遅らせることはできます。

薬膳茶にはアンチエイジング効果を持つ素材があるので、毎日飲んで若々しさをキープしましょう。

おすすめの素材は黒豆です。

黒豆は、主に肝臓や腎臓の働きにポジティブな効果をもたらすといわれています。

アンチエイジングはもちろん、健康促進にもぜひお役立てください。

黒豆の効果

アンチエイジングにおすすめの、黒豆を使った薬膳茶。

黒豆の効果は主に5つあるので、それぞれ詳しく見ていきましょう。

肝臓・腎臓の働きをサポート

黒豆は肝臓や腎臓の働きをサポートしてくれる素材です。

これらの臓器が改善すると、

  • 白髪
  • 腰痛
  • むくみ
  • 耳鳴り
  • 妊娠時の腰痛
  • 不妊症
  • 月経過少
  • 月経不調

など、年齢による不調をはじめ、女性特有の悩みも解決へ導いてくれるでしょう。

体内の水分量の調節

黒豆には体内の水分バランスを保つ働きもあります。

同時に血行も良くするので、他の食材や中薬と共に

  • 粥状動脈硬化症
  • 糖尿病
  • むくみ

の改善などに使われることもあります。

外用薬として使う

粉末状にした黒豆を香油と混ぜると、湿疹などに使える外用薬になります。

  • 豆鼓(黒豆を蒸して発酵させたもの)
  • 黒大豆葉(黒豆の葉)
  • 黒豆衣(黒豆の皮)

なども中薬として重宝されています。素材によって効能が異なるので、気になる症状があれば調べてみましょう。

産後のけいれん緩和

産後にけいれんしたり、口の筋肉がこわばって動かなくなったりする症状(牙関緊急:がかんきんきゅう)などに対しても効果が期待できます。

黒豆を1種類だけ、黒くなるまで炒めた後に服用してください。

解毒作用

黒豆には薬物や熱毒に対する解毒作用もあります。

万が一、強毒で有名なトリカブトを摂取してしまったら、黒豆を解毒薬に使ってください。

アンチエイジングに効果的な黒豆茶の淹れ方

マルチな効果のある黒豆ですが、薬膳茶として使えばアンチエイジングが期待できます。

自宅で作る場合の、おすすめの淹れ方を紹介します。

ティーカップ2杯分の分量を目安に解説しますね。

【材料】

・黒豆:ティースプーン2杯程度(大さじ一杯 ⇒ 黒豆15〜6粒程度が目安)

・熱湯:250〜300cc

【手順】

1 黒豆をフライパンに入れて、弱火で軽く炒る(香りと味が良くなり、栄養素も出てくる)

2 黒豆の皮が破れてきたら火を止める

3 炒った黒豆をティーポットに入れて、熱湯を注ぐ(紫色の薬膳茶になるが、入れた豆の量が多いと赤みが強くなる)

4 5分程度蒸らして完成

薬膳茶として使った黒豆は、そのまま捨てても構いませんが、柔らかくなっているのでお料理に使うことをおすすめします。

黒豆の持つアンチエイジングの栄養素を、余すことなく摂取してくださいね。

おわりに

薬膳茶でアンチエイジングするなら黒豆がおすすめです。

薬膳茶としてはもちろん、お料理にも使える万能な食材。

黒豆の薬膳茶で、毎日おいしくアンチエイジングしましょう。

国際薬膳茶師 依田恭平は、一人ひとりに合った薬膳茶をご紹介しています。

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薬膳茶実習を開催!パーソナル薬膳コーチ

こんにちは!

薬膳茶の専門家
国際薬膳茶師の依田恭平です。

先日私が主催しているパーソナル薬膳コーチ5期の「薬膳茶実技講座」を開催しました。

この講座では、40種類近くの茶葉を前にしてワクワクしている受講生の皆さんと一緒に、薬膳茶の奥深い世界を探求しました。

そもそも薬膳茶ってなに?

講座のスタートは、薬膳茶の基本についてお話しました。

薬膳茶は、体質や季節に応じて適切な茶葉を選び、ブレンドすることで健康をサポートするお茶です。

例えば、ストレスが多いときにはリラックス効果のある茶葉、疲れが溜まっているときには滋養強壮の茶葉を選ぶなど、目的に応じて柔軟に選択とカスタマイズすることができることが大きな魅力です。

例えば以下のように…

  • 体質
  • 症状のお悩み
  • 季節
  • 年代による不調

    などなど、あらゆる目的に合わせて薬膳茶はブレンドすることができます。

     

ブレンドの方法を学ぶ

次に茶葉の薬効や組み合わせ方を理解して、自分や身近な人の体質に合ったお茶をブレンドする方法について学んでいただきました。

薬膳茶は単体でも効果を発揮しますが、複数組み合わせことで相乗効果を生み出します。

ただ、種類を多くすると味のバランスが難しいので、この辺が経験が必要です。

個人的には最初は3種類程度に留めると、効果と味のバランスが取りやすいと思います。

皆さんに馴染みのある、紅茶や緑茶をベースにすると、美味しく仕上がりますよ。

それぞれの茶葉の効果効能を確認しながら、バランスよく組み合わせるのが大切ですね。

 

舌の画像で体質チェック

講座のハイライトとしては、実際に舌の画像をもとに体質を分析し、「梅雨」の季節をテーマにした薬膳茶のブレンドを考案しました。

体質に合わせるだけでなく梅雨の時期は、コーンや黒豆など湿気を取り除く効果のある茶葉を選ぶことも重要です。

「梅雨は湿気が多いので、体内の余分な水分を排出する効果があるハトムギや陳皮をブレンドに取り入れました。」など、受講生にはそれぞれの考案理由を発表してもらいました。

 

身近な人の体質改善ブレンド茶の考案

次に、身近な人の体質改善に効果的なブレンド茶を考案してもらいました。

家族や知人の体質を考慮し、その改善に役立つ茶葉を皆さん選んでましたね。

例えば、「母は冷え性でむくみやすいので、温め効果と利尿作用のある生姜とハトムギをブレンドしました。」といった発表がありました。

 

発表と飲み比べ


講座の最後には、それぞれの考案したブレンド茶について発表し、名前を付けて飲み比べを行いました。

受講生のお一人は、自分の制作したブレンド茶に「梅雨の味方ブレンド、身体スッキリ薬膳茶」とバッチリなネーミングを名付けました。

当協会ではメディア監修の仕事依頼も多いのですが、卒業生に依頼することも多いのです。

その際にネーミングの付け方も大切なので、その辺もお話しさせていただきました。

他には、「父のためにブレンドしたお茶は『元気回復ティー』です。滋養強壮の効果があるクコの実と、消化を助ける陳皮を使っています。」と発表し、全員が自分のオリジナルブレンドを紹介してくれました。

考案してもらったレシピはそのまま雑誌に掲載してもらっても良い位の素晴らしい出来栄えで、受講生の皆さんのレベルの高さに感心しました。

 

楽しく学びの多い時間


今回の講座は、楽しさと学びが詰まった時間でした。

受講生の皆さんからは、「薬膳の知識は知れば知るほど奥深くて興味深い」「自分もオリジナルの薬膳茶を作りたい」などの感想が多く寄せられました。

私も、皆さんと一緒に薬膳茶の世界を探求できたことを嬉しく思っています。

薬膳茶は、ただの飲み物ではなく、健康をサポートする素晴らしいツールです。これからも、薬膳茶の魅力を広めていくために、様々な講座やイベントを開催していきたいと思います。

薬膳茶のブレンドは無限の可能性を秘めています。受講生の皆さんが自分や家族のためにブレンドした薬膳茶を楽しんでいる姿を見ると、その魅力を改めて実感します。

次回の講座でも、新しい発見や驚きがたくさん待っていることでしょう。

お読みいただきまして、ありがとうございます。

国際薬膳茶師 依田恭平

 

PS:パーソナル薬膳コーチ6期は20247月頃に募集を開始予定です。

免疫力を高めるハーブティーの選び方

あらゆる感染症が流行している昨今、一人ひとりの免疫力向上が喫緊の課題です。

ハーブティーも薬膳茶の一種なので、素材によっては免疫力向上が期待できるでしょう。

では、免疫力を高めるハーブティーはどのように選べば良いのでしょうか?

素材ごとの効果や、体質によって避けたほうが良いハーブなどを、国際薬膳茶師 依田恭平が詳しく解説します。

ハーブティーとは

ハーブティーは、ペットボトルなどであまり市販されていません。

そのためハーブティーに馴染みのない方も少なくないでしょう。

ハーブティーに使われるのは、その名の通り「ハーブ」です。

しかし「ハーブ」という名前の植物があるわけではなく、「香りがあり食などに役立つ植物」の総称とされています。

たとえば日本では、ミツバ、ヨモギ、シソ、サンショウなど。

一方ヨーロッパでは、バジル、タイム、ローズマリー、セージ、ローレルなどが代表的です。

どれも独特な風味があるのが特徴ですね。

これらは薬膳茶として飲むのはもちろん、葉を食用にしたり、腐敗防止の保存料として使われたりしています。

薬膳茶(ハーブティー)にする場合、溶け出した有効成分はもちろん、香りでもほっとリラックス。

体質やお悩みに合わせたハーブティーで、心身の健康をキープしましょう。

ハーブティーの効果

ハーブティーには自然本来の薬理作用があります。

心と体をやさしく癒すので、毎日の生活にぜひ摂り入れてみてください。

免疫力向上

ハーブティーには免疫力向上の効果があります。

特におすすめの素材は、エキナセア、エルダーフラワーなど。

これらのハーブには、体が本来持つ自然治癒力を高め、感染症にかかりにくくしたり、万が一感染しても治りを早めたりする効果が期待されています。

リラックス効果

ハーブの持つリラックス効果は広く知られています。

アロマオイルにもハーブが使われているものが多く、「寝る前に嗅いだら心が穏やかになった」などポジティブな体験をした方も珍しくないでしょう。

香りでリラックスして、飲むことでさらにリラックス。

自然の優しさを存分にご体感ください。

血行促進

イチョウやローズマリーなどのハーブには血行促進効果があります。

リンパや血の流れを改善して、全身のめぐりをアップ。

血流が良くなると、内臓の機能も向上します。

  • 疲労改善
  • 肩こり改善
  • 腰痛改善
  • 頭痛改善
  • むくみ改善
  • 冷え改善

など、体にさまざまな良い影響が出てくるでしょう。

ホルモンバランスの調整

ハーブティーの中には、ホルモンバランスを整える効果を持つものもあります。

たとえばチェストベリーやレッドクローバーなどは、女性ホルモンに似た働きをするハーブです。

  • 生理不順の改善
  • PMS(生理前のイライラなど)の改善
  • 月経過多の改善
  • 生理痛改善
  • 更年期の症状を改善

など、女性特有のお悩みにアプローチしてくれるでしょう。

免疫力向上するハーブティーの素材

ハーブティーに使う素材によっては、免疫力向上が期待できます。

一例ですが、免疫力向上するハーブを紹介するのでぜひ参考にしてください。

レッドクローバー

ほのかな甘みと、青草のような深い香りが特徴です。

アントシアニン、イソフラボン、クマリンなどの成分によって、

  • 喉の不調改善
  • 美肌効果
  • ホルモンバランスの改善

などの効果が期待できます。

ローズヒップ

まろやかな酸味が特徴のハーブです。

リコピン、フラノボイド配糖体、ビタミンCなどの成分によって、

  • 疲労回復
  • 美肌効果
  • デトックス

などの効果が期待できます。

フィーバーフュー

苦味が強いのが特徴です。初めての方は、少し薄めに調節することをおすすめします。

マグネシウム、鉄、カリウム、ビタミンA・C・B複合体などの成分によって、

  • 頭痛を緩和したい
  • アレルギーを緩和したい
  • 痛みを緩和したい

などの効果が期待できます。

複数のブレンド

ハーブティーに使う素材は1つだけでなくて構いません。

たとえば免疫力を上げる組み合わせだと、

  • マリーゴールド
  • レモングラス
  • オレンジピール
  • エキナセア
  • ペパーミント
  • ダンディライオン
  • エルダーフラワー
  • ネトル
  • ローズヒップ

などをブレンドしたものはいかがでしょうか。

この組み合わせは、風邪を引きやすい方や寒さが苦手な方などに特に効果が期待できます。

人によって「避けた方が良いハーブ」がある

ハーブティーの原料は100%植物です。

そのため安全性は高いですが、人によっては避けた方が良いハーブもあるのでご注意ください。

アレルギーのある方は避けたほうが良いハーブ

アレルギーのある方は、

  • ローズ
  • カレンデュラ
  • ヤロウ
  • フィーバーフュー
  • ローズヒップ
  • ダンディライオン
  • カモミール
  • アーティチョーク

などは避けたほうが良いでしょう。

たとえばローズは「バラ科アレルギー」の危険性をはらんでいます。アーモンド、もも、りんごなどもバラ科なので、これらの食物にアレルギーのある方はご注意ください。

持病によって避けたほうが良いハーブ

持病や、今抱えている病気によっては、

  • ジンジャー
  • ユーカリ
  • セントジョンズワート
  • ブラックコホシュ
  • ダンディライオン
  • ジュニパー
  • イチョウ
  • チェストベリー

などは避けたほうが良いでしょう。

たとえばジンジャーは刺激の強い素材です。消化性潰瘍や胃炎など、胃腸に症状のある方は特にご注意ください。

長期間飲むのは避けたほうが良いハーブ

多量に長期間飲むと副作用が起こるとされているハーブもあります。

  • ユーカリ
  • セージ
  • ブラックコホシュ
  • ジュニパー

などは、いくら好きでもあまり飲み続けてはいけません。

たとえばユーカリの場合、ドイツでは医師の監督がない限り「5~15gの摂取を4~6週間以内」と規定されています。

免疫力向上のために摂取したものが体に悪い影響を及ぼさないよう、十分に注意しましょう。

ハーブティーの淹れ方

ハーブティーは、素材によって免疫力向上や美肌などさまざまな効果が期待できます。

香りはもちろん、その効果も最大に引き出すために、ハーブティーの淹れ方について「リーフ」「ティーパック」の2通りを紹介します。

リーフで淹れる

リーフで淹れる場合、手順は以下の通りです。

1 ポットをお湯であたためる(お湯をポットに注いでしばらく放置。常温程度に冷めたらお湯を捨てる)

2 ドライハーブを入れる(ティーカップ1杯あたりティースプーン1杯~1.5杯が目安。また、マグカップなら山盛り2杯程度が目安)

3 お湯を注ぐ(お湯は95℃程度が理想。香りが逃げるので煮立たせてはいけない)

4 蓋をして蒸らす(3~4分程度が目安。堅いハーブなら5分程度でも構わないが、10分以上蒸らすと苦味が出るので注意)

5 茶こしを使って、ティーポットを軽く揺らしながら注ぐ

ティーパックで淹れる

ティーカップで淹れる場合、手順は以下の通りです。

1 ポットをお湯であたためる(お湯をポットに注いでしばらく放置。常温程度に冷めたらお湯を捨てる)

2 お湯を注ぐ(ティーパックを入れて、お湯150ccを注ぐ)

3 蓋をして蒸らす(3~4分程度が目安)

4 ティーパックを取り除く(入れ続けると苦味が出るので注意)

おわりに

ハーブティーのリラックス効果は広く知られていますが、素材によっては免疫力向上も期待できます。

体の内側から健康になって、毎日元気に過ごしたいですね。

国際薬膳茶師 依田恭平は、あなたにぴったりのハーブティーをご提供します。

免疫力向上はもちろん、睡眠改善、美肌など、「なりたい自分」について何でもお話しください。

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