薬膳茶に関する資格はどんな種類があるの?種類や取得方法を解説
専門的な知識・スキルを得るための手段といえば、特定機関が運営・管理をしている資格を取得することです。
さまざまな分野において存在する資格ですが、近年健康に関する関心の高さから注目を集めているのが、薬膳茶に関する資格です。
「薬膳茶のことをもっと深く知りたい」「薬膳茶に関わる仕事がしたい」
そんな考えを持っていて、薬膳茶に関する資格が気になっている方もいるでしょう。
他の業種だと、資格を取得しないと業務に関われない仕事もあります。果たして、薬膳茶に関する資格は存在するのでしょうか。
国際薬膳茶師である依田恭平が、薬膳茶の資格・監修の重要性、資格の種類などについて、詳しく解説します。
薬膳茶に資格は必須なのか
薬膳茶を独自に調合して開発・販売するためには、薬膳茶に関する特別な資格は必要ありません。食品を商品として販売するためには、以下の条件をクリアする必要があります。
- 保健所への届出
- 食品衛生責任者の資格取得
- 商品への食品表示の提示
食品表示とは、商品の原材料や産地・賞味期限や製造者などの表示を指します。上記の条件さえ満たせば、薬膳茶の販売は可能です。
しかしはっきりとした根拠を提示せずに、「健康になれる!」「美肌になれる!」「ダイエット効果あり!」と大々的にうたって販売した場合、誇大広告に該当する恐れがあります。
誇大広告は、いくつかの法律の違反行為とみなされる可能性があります。その法律とは以下の3つです。
・薬機法
医薬品や医薬部外品などの有効性、安全性の確保などが目的の法律です。薬機法の規制対象外の商品で医薬品のような効果があるとうたっている場合、その商品は違反行為とみなされます。
・健康増進法
国民の健康増進・病気予防の推進が目的の法律です。誇大広告に関しては一律の基準はありませんが、広告の表現を個別に確認して違反行為かどうかを判断します。
・景品表示法
不当な景品表示を制限・禁止にし、消費者の利益を保護するのが目的の法律です。誇大広告を「顧客を誘引する手段」と定義して、それに該当するものを違反行為と判断します。
上記3つの法律において違反行為とみなされたものに科せられる罰則は、数ヶ月〜2年の懲役、100万〜200万円の罰金です。
薬膳茶の期待できる効果を明確に提示せずに「必ず効果が出る!」などといったコピーで販売をすると、販売者には違反行為扱いによる罰則のリスク、消費者によっては健康被害の恐れが生じます。
誇大広告については、厚生労働省、消費者庁も注意喚起を呼びかけているため、注意しなくてはいけません。
・厚生労働省『薬事法における広告規制』
・消費者庁『健康食品に関する景品表示法及び健康増進法上の留意事項について 』
薬膳茶を商品として扱う場合は、薬膳に関する確かな知識・スキルを持った資格取得者がしっかりと監修を行い、それを証明することが必須なのです。
薬膳茶に関する資格の種類
薬膳茶に関する資格は、20種類ほどです。そのなかの代表的な資格を紹介しましょう。
・国際薬膳茶師
薬膳茶の最高峰の資格といわれているのが、国際薬膳専業資格評審認定委員会によって認定されている国際資格である国際薬膳茶師です。この委員会は、日本・アメリカ・韓国・シンガポール・香港・台湾の6ヶ国の薬膳学団体に所属するエキスパートたちによって構成されています。
国際薬膳茶師の資格を取得すれば、薬膳茶に関する基礎知識・応用を身に付けることが可能です。薬膳茶を活かした健康的な生活・周囲の人へのアドバイスもできます。そしてその豊富な知識を活かして薬膳茶に関する商品開発・キャリアアップも実現可能です。
薬膳茶商品のオーダーメイドやオリジナルブレンドを開発する際、確かな説得力・裏付けのためにも必要といえます。
・薬膳マイスター
薬膳マイスター(和漢薬膳師)は、和漢薬膳食医学会が運営・管理をしている資格です。和漢薬膳食医学会が提唱する日本型薬膳・和漢膳に関する知識・スキルを習得できます。
薬膳マイスターで得た知識・スキルは、薬膳を使用した健康・長寿の効果が期待できる食事指導などの活用も可能です。日常生活だけでなく、医療や介護の現場などでも応用できるため、多くの仕事にも活かせます。
健康を重視した料理は体に良くてもおいしくないというイメージがありますが、薬膳マイスターの知識を活かせば、健康に加えておいしさも重視した食生活の提供も可能です。
・薬膳インストラクター(パーソナル薬膳コーチ)
さまざまな業種に専門家であり指導係であるインストラクターがいるように、薬膳に関する指導・アドバイスを専門的に行える資格が、薬膳インストラクターです。健康に関する意識が公私ともに高まっている風潮のため、需要のある資格といえます。
この資格を取得すれば、美容・健康に関する教室の開催、飲食や医療・福祉業界でも活用でき、キャリアアップも不可能ではありません。
私が開催している講座のパーソナル薬膳コーチも薬膳茶を習うことができます。
資格取得の方法
薬膳に関する資格取得をするには、資格を運営・管理している特定機関が開催している講習を受講し修了の認定を受け、そのあとに試験を受けて合格しないといけません。
試験の開催日・講習機関・費用はそれぞれ異なるため、確認をする必要があります。難易度も資格の種類によって差があり、比較的簡単に取れるもの、合格率が低いものなど、その違いはさまざまです。
自分にとって本当に必要な資格を、予算やスケジュール(日々の生活の何割を学習にあてられるか)を考慮しなくてはいけません。
薬膳に関する資格は弊社の「パーソナル薬膳茶マイスター」がおすすめ
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- 自身の健康・美容に役立つ
- 家族や友人たちの健康サポート
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薬膳茶の知識を深めたい、健康・美容に気をつけたいと思っている方は、パーソナル薬膳茶マイスター講座の受講をご検討されてみてはいかがでしょうか。
まとめ
健康・長寿に関する関心が高まっている昨今、注目を集めているのが、太古からの歴史を持つ薬膳茶です。薬膳茶に関する資格は、私生活・仕事の両方に活かせる知識・スキルのため、多大なニーズ・可能性があるといえるでしょう。
弊社・薬膳の極みが行っている講座は、先述したパーソナル薬膳茶マイスター養成講座以外にも、以下のような講座を開催しています。
- パーソナル薬膳コーチ養成講座
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講座が気になる方は、ぜひ一度お気軽にご相談ください。